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日記:『続くだけの関係が美しいと思う?』

停滞と永遠は違うのよ。同じ続くでもね。続くだけは停滞の方。それを永遠だと呼びたい気持ちはわかるけど、永遠って瞬間の対義語ではなく、瞬間の中に永遠が思っている。永遠じゃない僕たちがみる永遠は、瞬間の中にしかない。永遠ってないのよね、そもそも。存在しない。でもその存在しない奇跡がみえたとき、それは永遠だって言える気がする。

なんだか、過去の地続きを追っているようなそんな意味不明な更新されない未来に行き着いて、昔夢見た未来はいま自分たちがいる地点なのに、そんな未来でいいのかよって思う。過去は未来じゃない。過ぎ去った時間はもう戻ってこない。そんなの何千年も前から当たり前のことだったろうに。

未来っていうのは想像もつかない、でもなんだかそこに行ってみたくなる、不安定だけどドキドキしちゃうもの。惹かれるもの。かっこいいもの。そうあってほしいよね。そんな未来がいいな、僕はね。

今日は百合の日らしいが、あまり百合って言葉で情緒とか世界を括りたくなくて、最近は落ち着いてみてる。魂が好きだから、商品的な価値には興味がない。消費したくないし育んでいきたいからさ。

界隈が騒いでいる今日、僕は短編演劇作品の仮一稿を先ほどあげた。短編のくせに一ヶ月近くかかってしまった。思ったようにモチベーションをコントロールできなかったのが原因。やれるかわからないってそれだけストレスになるんだな。発見。仮一稿と名付けたけど、実は全然組み上がってない。メモだらけだしポケットの中は矛盾がいっぱい。結末と照らし合わせて大改造を明日からやる予定。6月中に完本すればいいと思ってるが果たして。

書いている作品は今までとは毛色が違うと思う。ざっくり言えば女の子の話ではあるけど。人間の解像度を上げることに興味がある。物語という計算に乗りすぎないことなどを考えながら書いた。まだ出来上がってないからいいものかわからないけど。とにかく自分が見たいものに近づきたい。まだ出来上がってないけど。

6月は実はもう一本短編を書いた。今回のよりはるかに短い男と女の演劇。作ってみたいとは思っている。どうにかして。

前向きってわけじゃない。考えながら作ってみている。結果は求めれば、答えを知りたい欲求になる。そうじゃない。レールに乗ったことじゃなくて、挑戦とか実験とか、わからないけど魅力的な何かを掴みにいきたいんだ。


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