野球ベルトにみるリードユーザーイノベーション (150/365)
WBCは盛り上がりましたね。そのきっかけもあっていま爆売れしている商品があるのだそうです。それは野球用のベルトです。
供給元である、コアエナジーの社長のインタビューを見ました。もともとは歴史あるフェイスマスクの会社だったそうです。
それが、川上憲伸選手の
「コルセットとベルト両方つけるの面倒だな。ひとつにならないかな。」
というつぶやきを聞いたトレーナーからの相談で、野球用ベルトという新商品の開発を決心したそうです。
もともと伸縮性のある繊維はお手の物だったのですが、それを多層構造にするなど工夫を重ねて商品化に成功、その後口コミで広がって、単独の会社を起業したそうです。
リードユーザイノベーションというコンセプトがあります。先端ユーザの潜在課題に目を向けることで、新しい商品を生み出すきっかけを見つける取り組みです。
注意すべきは、リードユーザは潜在課題を持っているが、解決方法を知っているわけではない。もしくは、知らず知らずのうちに、自分で工夫して対応していることもあります。
リードユーザに寄り添い、観察し、会話を重ねることで新しいアイデアを着想できるのです。
この野球ベルトはとてもよい事例になっていますね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。