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正論ってなんだろう?(166/365)
正論ってなんだろう
よく、
「正論を言うな!」
と怒る人がいます。なんで怒っているのでしょうか?
まず正論とはなんでしょうか?
語義に従えば、
道理にかなった議論、主張。正議。
となります。正しい議論なら怒られるのは心外ですよね。
事実、
「正論を言える職場環境」
とか
「正論を通すための交渉スキル」
なんて言い回しを見ることがあります。
そもそも、正論に対して怒るということはどういうことでしょうか?
「きれいごとを言うな!」
という意味かもしれません。
でも待ってください。そもそも、みんなが「正論」と思っている発言は本当に適切なのでしょうか?
次の台詞を見て何を感じるでしょうか?
「新事業開発なんて簡単です。新しい市場を見つけて、価値のある製品やサービスを売り込めばよいのです。」
うーん、これは適切な正論と言えるでしょうか?
否、これは反論不能な、もしくはあまりにも自明なことを言っているだけです。言い換えれば、何も言ってません。
「傘をささずに雨に打たれると服が濡れます。」
と変わりません。
最初の
「正論を言うな!」
はもしかしたら、
「なにをわかり切ったことを言ってるんだ。もっと具体的なアイデアを考えろ!」
と言ってるのかもしれません。
「うちの会社は正論が通らないんだ」
と豪語しているあなた、
あなたは、適切な正論を発しているのですか?
生半可な正論なら、ChatGPTに確実に負けます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。