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「同じ役所でも知らんもんは知らん」と言いたい(こともある)

三大役所イメージといえば「事なかれ主義」「前例踏襲」そして「縦割り」

そのいずれもいまだ多かれ少なかれ残っているので、「全く役所は…」と言いたくなる方、申し訳ありません。

個人的には、そのいずれも「メリットもあるしデメリットもある。現在はデメリットの方が大きいから改善した方が良い」という認識です。

1点、「縦割り」についてはメリットというより、そもそも仕方のないこととして役所はちゃんと説明した方が良いと思っているところがあります。


何が言いたいか

・役所の抱える事業は、一般企業とは比べ物にならないほど多様化・複雑化してしまっている
・その事業は公的書類の発行から水道下水道、課税や納税、土木、農政、商工、観光など多岐にわたる
・営利企業でないため、一見(というか何度見ても)非効率な事業でもやらなきゃならない(こともある)
・突然「社会的な要請」として新しい事業がブチ込まれることがある(コロナ対応とかマイナンバー対応とか災害対応とか)
・それなのに「役所なのに税金のことについて知らないの?」とか「電話で担当部署に回すのになんでそんなに時間がかかるの!」とか、あたかも職員は役所の全業務に精通していると信じている人が結構いる

いや、知りませんよ?
社会常識程度なら年金やら社会保障、都市計画とか聞き齧ってますが、別会社とまでは言わないものの、グループ企業に近い感覚です。

例えが適切ではないかもしれませんが、三菱地所の社員が三菱HCキャピタルの事業内容説明しろって言われても分からないでしょうよ。


あ、何だか尖った投稿のようですが、そうではありません。

南相馬市が誇る超オシャレ図書館。

ここに娘を連れていった時、おもちゃが借りられるということを初めて知った、というなんてことのない話。

こんな可愛いのが借りられるとか知りませんでした
お尻

同じ役所の中のことでも全然知らないことがまだまだあるんだな、と役所人生15年目のおっさんが感じた、という話(前半と後半の落差)

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