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災害への備えのカタチ〜明日は我が身〜

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災からまもなく28年になろうとしています。

他の災害についても
東日本大震災から11年
熊本地震から6年
北海道胆振東部地震からは4年
それぞれ経過しています。

これらの日が近づくとTVやラジオ、WEBメディアでも災害に関する報道が多くなることを実感しますね。


まさに神戸出張中の中、神戸市役所の秋田大介さんを代表として設立した一般社団法人アスミーの総会兼懇親会が急遽開催されました。

このアスミー、「Publicを担う人のPersonalを支える」をキーワードに、被災自治体の公務員に対して、その家族や家を支えることを目的に設立しています。

実は今年兵庫で開催された「ぼうさいこくたい2022」にもポスターセッションブースで出展したりしています。

上田博さん撮影

この取り組み、実際に団体設立ありきではなくて、令和元年度東日本豪雨災害をきっかけに、
・災害が発生する
・職員は家族や家を案じながら職場へ出勤する(いつ帰れるか分からない)
・家族や家も被災しているが、職員を除いて復旧や片付け作業をしなければならない
という状況が現実に起こり得るものとして、同じ公務員同士で支え合う仕組みを作れないか、という考えからスタートしています。

僕自身も、深夜に発生する地震で出勤する際、妻や娘を家に残して出勤することに後ろ髪を引かれる想いを強く感じましたし、この災害大国にあって、また年々増大する行政課題の一方、年々縮小する税収や行政組織を前提に、公務員が災害対応に専念できるよう、このような仕組みはとても重要だと思っています。

団体設立がコロナ禍ということもあり、令和2年7月豪雨など、中々対応がし辛い期間が長く続いていますが、災害はそんな人間の事情を勘案することなく襲ってくるので、できることから始めていくことにしています。

今回、代表の秋田さんをはじめ、関西圏(東京都や和歌山県などからも)の団体メンバーが顔を合わせリアルで話をすることができたのはとても嬉しく、こういったオンライン・オフラインのコミュニケーションを、いざという時に家や家族を任せることのできる信頼関係に繋げたいと気を引き締める想いです。

いや、なんで自分半笑いなんや

明日は我が身。
震災から10年が経過したら感染症の蔓延、そして2年連続の地震という苦境を経験している相馬の地から改めて。

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