鎌倉市役所も「鎌倉サーキュラーアワード実行委員会」に参加しています!
(田中)鎌倉市共生共創部政策創造課の田中です。皆様に続いて簡単に自己紹介を。
平成20年に鎌倉市役所に入庁し、生活福祉課、納税課、青少年課を経て、現在所属する政策創造課は4部署目(16年目)となります。
「鎌倉サーキュラーアワード」では、アワード開催に向ける市役所の窓口として、今回でいうと、鎌倉サーキュラーアワード実行委員会と事業課である環境部ごみ減量対策課をつなぐハブ的な役割をしています。
(白井)環境部ごみ減量対策課の白井です。入庁から10年目となり、生活福祉課、債権管理課を経て現在に至ります。ごみ減量対策課では、「事業系ごみ」に関する業務を行っています。この「鎌倉サーキュラーアワード」は、市民や事業者の皆様が気軽に参加できることも一つのコンセプトと聞いていますので、私が普段の業務でお世話になっている事業者の方々が、お店の経営等で忙しい中でも、是非アワードにご参加いただけるような関わりができればと思っています。
ぜひ、様々な方々が応募していていただけると嬉しいです。
(田中)白井君とは、同じ部署にいたこともあり、すごく連携がとりやすく、アワード実施に向けても様々なアドバイスをいただきました。そんな白井君には、普段関わる事業者の方々が、気軽にエントリーいただけるような形にしたいと話をしてもらいましたが、実際にごみ削減に、既に取り組んでいる事業者さんとかもいらっしゃるのかな?
(白井)取り組んでいらっしゃる事業者さんは結構多くいらっしゃいますね。
(田中)そうなんだね。どんな事業者さんなのかな?
(白井)今回、私がイメージしたのは、飲食店やお土産さん等の小さなお店です。
鎌倉市内には、大きなお店は少ないですが、たくさんの小さなお店が、街を盛り上げるために、日々の営業を頑張っています。そして、皆様それぞれが、お店を営んでいくために、経営上の工夫がいろいろな面でされています。
特に近年では、コロナ禍で観光客が減る中で、コストの見直しをするお店が増えた印象があります。例えば「必要以上にものを仕入れない」「野菜はカット済みのものにして、皮や種などの廃材をお店から出さないようする」…などのコスト削減に向けての工夫をしているお店が多くみられます。
実は、このコスト削減がごみの削減につながっているんです。なので、このアワードが始まる以前から、ごみの削減が進んでいて。コロナ禍が落ち着き、客足が戻ってきている今でも、いわゆる「事業系ごみ」はそんなに増えていません。
(田中)へー、「コスト削減がごみの削減につがる」とは、興味深いな。
野菜はカット済みのものを仕入れている飲食店があると言ったけど、こういう工夫をしているお店のことを、市が把握してたりするの?
(白井)把握しています!
「鎌倉市食品ロス削減協力店制度」といって、食品ロスに取り組んでいるお店を市のホームページなどで紹介しているんですが、現在では70件くらいのお店が登録されています。
(田中)そうなんだね、「食品ロス」というワードは耳にするけど、お店がごみを削減するって、実際には、とても大変だし、労力が必要なんだろうね。
(白井)食品ロスの削減と一口にいっても色々あって、食材の無駄を減らすだけでなく、食べきれなかった料理の持ち帰りを認める、量り売り・ばら売りにするといった工夫も結果として食品ロスの削減に繋がっているんです。
(田中)確かに!食べきれなかった料理を持ち帰ることも、残ったものを捨てないという意味では、食品ロスの削減に繋がるんだね。自分ももったいないと思って、自宅に持ち帰って、お酒のおつまみにしたことあるけど、こんな制度があるなんて知らなかったよ。
次回持ち帰ることがあったら、行ったお店が「鎌倉市食品ロス削減協力店制度」に登録されているか調べてみようかな。
じゃあ、「鎌倉市食品ロス削減協力店制度」に登録されている事業者の方々が、アワードに参加してくれると白井君もうれしいんじゃない?
(白井)そうですね!ぜひ、応募していただきたいです笑
お店にとっては普段の取り組みであっても、他の誰もが気づかなかった方法だったり、他のお店にとって、ごみの削減のヒントになったりするものがあると思うんです。
もちろん、飲食店だけじゃなくても「自分たちこそは!」と思ってくださったら、いろんな業種のお店の方々が参加していただけるとうれしいです。
そして実は、今回この「鎌倉サーキュラーアワード事業者部門」への応募でも、同時に「鎌倉市食品ロス削減協力店」にも申請できるようにしました。
(田中)そうか、「鎌倉サーキュラーアワード」と「鎌倉市食品ロス削減協力店」の取り組みが連携したんだね。
みなさん今まで取組んできた工夫が知られたり、評価されると、ごみ減量の担当をしている白井君もうれしいよね。
ちなみに、白井君は、田中先生が第1回目のnote記事で取り上げている「笛田リサイクルセンター」に、普段、勤務しているんだよね。
(自分は、この記事の作成のため、本日、初めて来ました笑)
(白井)はい、そうなんです。
私は昨年の4月から、こちらで勤務しています。それ以前は今泉クリーンセンターで勤務していたので、常に現場の真横で仕事をしています。
笛田リサイクルセンターは、目の前に公園があって、春は桜がきれいなところです。イベントも定期的に開催しているので、気になるイベントがあれば、是非足を運んで欲しいです。ちなみに、夏休み期間にも、環境に関するイベントをやるので、自由研究のネタに困っている小学生は、何かヒントになるようなこともあるかもしれません。
(田中)私も初めて来たけど、見た目もおしゃれだし、ごみの施設とは思えないくらい綺麗な施設です。ぜひ、市民の皆さまにも足を運んでいただき、白井君に施設とアワードの説明を受けていただければと思います笑
(白井)もちろんです!!
いつでもご案内しますので、笛田リサイクルセンターまでいらしたら、白井までお声掛けください。
(田中)心強いお言葉ですね!!
私個人でいうと、このアワードの実行委員会に参加させていただくまでは、ごみ削減に対して、少し、取っ掛かりにくいイメージを持っていました。
ごみの削減や環境問題というフレーズでは、何か大きなものと感じて、個人では取組みにくい印象がありましたが、実際には、ごみは日々の暮らしのなかにあって、個人でも楽しく気軽に取り組めるものなのかなと感じています。
それらの取組は、一人ひとりがあみだした生活の知恵であり、素晴らしいアイデアなのに外に出ないままのものもあると思います。このアワードを通してみんなが持っている知恵を持ち寄って共有して、よりよい鎌倉につながっていければうれしいです!