Living,Loving,Learning #010
ジェイコブ・リバーマンは、自らを実験台にしながら、目が悪くなるとはそもそもどういうことなのか、そして、視力が回復するとはどういうことなのか、これらを丁寧に検証していくうちに、ひかりと霊の世界の仕組みに気づいた人だ。
たいていの光学理論は、ニュートンの考え方がベースになっているが、あるレベルを超えると壁につきあたる。そこに挑んだのがゲーテやシュタイナーの色彩光学理論だ。ゲーテによると色はとても個人的なものであり、みんな同じ色が見えているわけではない、といった話になってくるため、いわゆるエビ好きな人たちを納得させるような答えは存在しない。
このあたりのもどかしさは、血液は骨髄ではなく腸で作られているという千島学説を、エビデンスとして示して納得させることは根本的に不可能、というととても、似ている。つまり、科学で世界を説明しきることにはもとから限界がある。
このあたりの限界に立ち向かうもどかしさは、アンスクーラーが日々直面し、孤独に立ち向かっているテーマと似ているのではないか。
外からのお墨付きがない世界を拠り所にして生きることは、不安定さや揺らぎが常について回る。
人はこの不安定さや揺らぎからすぐに逃げたくなる故、とにかく何が正しいのか教えて、そしたら従うから、という姿勢の人が後を絶たないのだと思う。
だが、この揺らぎを引き受けているからこそ、見えない世界とみえる世界が生きたまま連携することができる、大事なコツなんだ、、
スクーラーについては、
https://note.com/awappon/n/n8b2af34151f6
他、アンスクーリングのハッシュタグで少しずつ書いているのでそちらもみてくださるといいのですが、昨今ますます、てっとりばやい正しさやわかりやすさばかりが求められる気がして、それはちょっと違うんじゃないのか、といつも思っている。
自分が教師であり生徒であるアンスクーラー的なスタンスは、外にある何かを妄信するということができない。自分なりに道なき道を歩んでいくしかない。失敗もたくさんあるけど、そうやって学んだことは、ネットで誰かがこういってたよ、というものとはくらべものにならない、生きた知恵となって生涯、わたしを助けてくれる。
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