back numberのライブに行った


10/27、大好きだった人と彼が大好きなバンドのライブに行った。楽しくて辛い日になるだろうなと思っていたけどその通りになった。

さいたまスーパーアリーナで開催されたback numberのanti sleeps tour 2024。対バン相手は清水依与吏。謎すぎて最高。

アーティストの中で1番好きな米津玄師のライブでさえ泣いたことがないのだが、清水依与吏の登場から涙。 
3年一緒にいた人が本当に大好きな存在を私も一緒に感じられている、というのが心底嬉しかった。そして同時に悲しかった。

「大好きだった人が大好きなバンド」という感覚が強すぎて、純粋にback numberとしての音楽は聞けなかった気がする。
でもそういう仕方でしか私はback numberに出会えなかった。

失恋で傷心中の私がライブで何を感じ何を考えたか、ということはかなり個人的な話になってしまうのでとりあえずおいておいて、ライブそのものの感想を少し。

清水依与吏が、ライブに来ている私たち一人一人が傷つけられていないか、しんどい思いをしていないか、気にしていると話すシーンがあった。
私は芸能人の言葉に勇気づけられたり慰められたりした経験はない。
顔も知らない誰かに向かって投げかけられた言葉なんて拾いようもないと思っている。
でも、清水依与吏の言葉はなんだか嬉しいものだった。
全身全霊で受け取れるほど純粋な心は持ち合わせていないが、「こんな言葉をかけてくれる人がいるのか」「隣でこういうことを言ってくれる人を探してるんだな」という気がした。

みんな結局自分のことで精一杯で、必死に誰かのことを心配することなんてできない。
心配していても声をかけられる人は少ない気がする。

あの言葉を発した清水依与吏のような優しさを身近な誰かが持ち合わせていて与えたりもらったりし合えたら素敵なのにな、そう思った。

あ〜なんか、夢うつつだ。
きっとback numberは忘れても忘れても思い出して聞き続けるんだろう。

今はまだ、失恋の思い出に絡みついた思い出になってしまいそうだけど、いつかこのライブが素敵な思い出として消化できますように。

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