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初めてスピリチュアルを感じた日①
私はスピリチュアルやオカルトが好きではありませんでした。
勿論漫画、アニメ、映画などの物語については楽しく拝見してはいましたが、あくまでファンタジーのお話なのだと割り切って見ていました。
そんな私が変わってしまった出来事をお話ししていきます。
民間軍事会社(以降PMCと表記します)に就職して1年と少し経過した頃、ある任務で同僚が命を落としました。カナダ人で私の2歳上、入社したてで右も左も分からない私の面倒を見てくれた優しい兄貴分でした。私は細身で身長が高く髪が赤みがかっているのでトーチとかいうあだ名をつけられよくイジられもしました。
彼はよくセドナという土地の話をしていました。それもあってラスベガスで仕事があった時に仲の良かった数人とふと行ってみようという話になったのです。
パワースポットとして人気があり海外からも多くの観光客が来るらしいのですが、どうせならホピ族に会いに行ってみない?と言われました。どうも同僚の知り合いにホピ族の方の親戚がいるとか。
私はこの時ホピについて何も知らず、あの炭酸飲料と何か関係あるのかなとか頭の悪いことを考えていました。
※ホピ(Hopi)概要
【アリゾナ州を含むフォーコーナーズ地域を、祖先たちは数千年にわたって移住をくりかえし、現在の場所に約千年前に定住したとされる。高原砂漠地帯の標高約1,800mのメサと呼ばれる台地の上に12の村がある。人口約1,000人。定住農耕の暮らし方をするアメリカ南西部のインディアンを、プエブロインディアンと呼び、ホピもその分類に属している。
創造主から「大地を世話する者」として植え付けられたと信じられ、創造主と交わした約束と教えを守り、農耕と、1年を通して執り行われる儀式が暮らしの中心である。目に見えぬ存在と交流し、大地といのち、宇宙との均衡、調和を祈り続けてきた。完全な自然農法で見事に育て上げたトウモロコシを主食としている。他の部族と同様に母系制で、土地、家、財産は女性に属する。
近年、ウランや石炭などの採掘による聖地の破壊と強制移住、また合衆国政府の文化・政治的介入による影響は、この砂漠に住むホピにも避けがたいものとなっている。広島・長崎に原爆が投下されたことを契機として、現代物質文明に警鐘を鳴らした「ホピの予言」は日本とのつながりも大きい。厳しい自然環境での暮らしと信仰は、彼らのアートセンスを宇宙的、精神的なものに高めており、銀細工や陶器は世界にも紹介され、文化理解と経済の一端を担っている。】
今思い出してみればラッキーでしたね。アメリカ社会に進出しているホピ族の方もいるそうですが、現地でお会いできることなんてツテがないとほぼ無理だそうです。
さてこんな感じでホピ族の集落にお邪魔させていただけることになり、タイミングよく儀式も見せていただけました。
カチーナという精霊に扮して色んな種類のダンスをする彼らを見て、何も分からないなりに自然と共存共栄する精神性に感動して勝手に涙が流れてきました。
一緒に来てくれた面子もおおよそ同様で、涙ぐむ者や号泣し嗚咽が止まらない者までいました。
ちなみにその彼はムスリムでした😅
興奮冷めやらぬ夜食時、本当に来てよかった。帰りたくねえなあ。見えないけどアイツもここに来てんのかなあ。などと盛り上がっているときに摩訶不思議なことが起きました。
②へ続く