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いのちを生きるリフレクションジャーナル実践ガイド:ジャーナルを綴る型と応用

こんにちは!
あたらしい月、いかがおすごしですか?

「4月だし、日記を始めてみよう!」
「noteを始めてみよう!」「再開してみよう!」

と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方にも活用していただける「ジャーナルを綴る型と応用」を今日はご紹介します。

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「ジャーナルを綴る型」と言っても、ここでご紹介するのは「こんな内容をこんな構成で綴っていくといいですよ」という型ではありません。

もちろん内容も大切です。

ただそれ以上に大切なのは、その人がどんな状態でジャーナルを書くかということ。

心身がジャーナリングに適した状態であれば、その人の「今」に必要なことは自然と綴られていきます。

なので今日は「ジャーナリングに適した状態になるための型」をご紹介します。


「型」と言っても、たとえば姿勢のように決まった一つの形をすればいいというものではありません。

たとえば弓道には、「射法八節しゃほうはっせつ 」と呼ばれる、弓を射る際の基本動作があります。

作動でも実際にお茶を点てるまでに一連のお手前があります。

この動作の流れが「型」なのです。

ではなぜ「型」を行うのか。

目的はそれぞれですが、その動作を行う人自身の心身および場がととのっていく(必要とされる状態になっていく)というのは共通しているでしょう。

実際に、武道などで礼から始めるのは、相手への敬意を示すという目的もありますが、礼によってからだの軸がととのうという効果もあると言われています。

昔の人たちは、「自分の状態がととのっていてこそ、良いパフォーマンスが発揮される」ということを知っていたのでしょうね。

わたしたちはついつい「どのようにそれを行うか(How to do)」という、物事の中身の方に目を向けがちですが、「どのようにそこにあるか(How to be)」も忘れてはならない大切な要素なのです、


では、リフレクションジャーナルは心身がどのような状態で書き始めるのがいいのでしょうか?

わたしは3つのポイントがあると考えています。

1つ目はまず、安心安全だと感じられていること
これはリフレクションジャーナルに限らず言えることですが、わたしたちが何かをしようというとき、まずは安心安全だと思えること、特に内的な探索や探求をしようというときは、「意識を外に向けなくていい(内に向け続けられる)」ということが大切です。

たとえばコーチングでも、「いつ誰が急に入ってくるか分からない会議室」などでは意識が散漫になり、内面的なことに目を向けづらいということが起こります。

まずは、自分が安心してジャーナルを書ける環境に身を置いているのか、ということを確認してみてください。

2つ目はからだの感覚を感じられる状態であるということ。
これは安心安全の延長でもありますが、自分の中の小さな違和感や一致感を感じることで探究的にジャーナリングをすることができます。

違和感や一致感に気づくきっかけとなるのがからだの感覚です。
「腹に落ちる」「腑に落ちない」という言葉があるように、わたしたちは本来、からだの内的な感覚を感じることができ、それをたよりに自分の状態を知ることができるのです。

しかし、たとえば頭を使って考えるということばかりをしているとからだがどんな感覚を感じているのかに気づきづらくなっていきます。

瞑想をして今の自分を静かに見つめることや、場合によってはまずは気がかりを書き出してみるということをした上で、ジャーナリングに入っていくと、より「今ここで起こる感覚」をもとに深く自分と向き合うことができます。

3つ目のポイントは、他者を意識していない状態になっていることです。

わたしたちは他者の存在を感じると「上手くやらなきゃ」とか「正しくないと」とか「優秀であらねば」ということを(無意識に)意識します。

それは、他者からの評価を得ることによって自分の居場所を得ることができるという多くの人が社会の中でしてきている体験によって生まれているもので、わたしたちが持つ自然な感覚でもあります。

しかし、リフレクションジャーナルは他者からの評価を得るために書くものではありません。自分の中の内なる体験としての真実が他者の思う真実・事実とは違うこともあるでしょう。

むしろ、誰にも共感されない、誰とも分かち合えない感覚や視点を存分に表現し、そんな視点を持つ自分を知るというのがリフレクションジャーナルの目的でもあります。

しかし、「他者から見られているという意識(無意識)」はわたしたちが思っているより強力です。

実際にはそう多くの人が見ておらず、見ていたところで自分が評価をされるわけでもない場でも、「自分の中にいる(想像上の)他者」が、自分自身を評価しようとするということが頻繁に起こります。

多くのSNSは開いた時点で無限の他者の存在をそこに感じるようにできています。

そんな中ではたとえばインターネットブラウザを開かず、ローカルファイルにジャーナルを綴るなど、他者の視点を意識しないための工夫が必要になってきます。

朝一番にリフレクションジャーナルを書くのがおすすめなのも、社会や多くの人と関わる前で「まっさらな意識」で書きやすいという利点があるためです。

リフレクションジャーナルを書き始めるのに望ましい状態

①安心安全を感じられている
②からだの感覚を感じられている
③他者からの評価を手放すことができている

では、こんな状態になるためにはどのような型(プロセス)があるといいのでしょうか?

大きくは

①環境をととのえる
②からだをととのえる
③意識をととのえる

というプロセスがおすすめです。

具体的にどのような取り組みが合っているかは人それぞれなので、まずは
「安心安全を感じられるには何があると(ないと)いいかな」
「からだの感覚を感じられるときってどんなときだろう」
「人の目を気にしない(気にする)のはどんなときだろう」
と、「自分にとっては」を考えてみてください。

最後に、わたしの場合、どんな型(プロセス)を持っているのかや、どんな応用があるかをご紹介します。

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