小松菜々子『あわいにダンス』

「踊りながら作った料理を食べると、食べた人も思わず踊りたくなる」 小松菜々子『あわいにダンス』 集合時間:2023年2月4日(土)・5日(日)
両日とも 14:00 | 14:10 | 14:20   集合場所:アトリエKOMA

小松菜々子『あわいにダンス』

「踊りながら作った料理を食べると、食べた人も思わず踊りたくなる」 小松菜々子『あわいにダンス』 集合時間:2023年2月4日(土)・5日(日)
両日とも 14:00 | 14:10 | 14:20   集合場所:アトリエKOMA

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あわいにダンス〈アフターシリーズ①〉【対談】建築社会学 松村淳さん×小松菜々子

「劇場」で観客の身体をほぐすこと ───まずは小松さんの方から、今回どのような公演にしようと思っているのか教えてください。 小松:まず昨年11月に松村先生とお話させていただいたことが、今回の作品の始まりだったとも言えるぐらい重要な機会だったなと思っています。 松村先生からいただいた言葉でいくつかメモしていたものがあって、1つは「見る側の姿勢を崩す」という言葉です。私はこの作品のために8月頃から動いてはいたんですが、改めて何を軸に作品を作っていくかという話を劇場側としたとき

    • あわいにダンス〈アフターシリーズ②〉【公演レビュー】ダンス批評 竹田真理さん

      ダンス批評の竹田真理さんより、『あわいにダンス』の公演レビューをお寄せいただきました。どうぞご覧ください。 遊歩と観劇で体感するローカル・コモンズ・コミュニティ  15年前、NPO法人ダンスボックスが新長田に拠点を構えて以来、劇場の外に飛び出し、周辺地域の町中(まちなか)で踊るダンスは数多く試みられてきた。商店、民家、あるいは路上で、身一つあればかなうダンスの特性と踊るダンサーのスピリットが、むしろこちらが本来のあり方というかのように発露する。日々の暮らしの断片を庭先で淡

      • 読書会(ホスト:小松菜々子)3月の予定

        dBアソシエイト・アーティスト2022 小松菜々子がホストする読書会。 単独公演『あわいにダンス』(2月4日・5日)の上演を経て、読書の旅は続きます。 どなたもお気軽にお越しください。 【3月の予定】 日程:2023年3月18日(土)、3月28日(火) 両日とも13-15時 会場:ArtTheater dB KOBE ロビーにて(神戸市長田区久保町6-1-1アスタくにづか4番館4階) 参加無料 読む本:伊藤 亜紗『どもる体』医学書院、2018 ◉ 3月18日(土) 第5

        • あわいにダンス メンバー紹介⑥ 森田さん

          歩きながら体験するダンス公演『あわいにダンス』。公演を作り上げるために決して欠かすことのできないスタッフの方々を、小松菜々子がご紹介します。今回は照明の森田智子さんです。 ダンス留学7期生の時、1番照明を当ててくれたのは森田さんでした。生意気なわたしに対して、きっと心の中では舌打ちをしながらも大人の笑顔でまろやかに受け流してくれていたのでしょう。あの頃は本当にすみませんでした。 db照明班のおしゃれ番長で、トイレで小話する時のうふふ、とはにかむ笑顔が可愛らしく印象的です。

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        あわいにダンス〈アフターシリーズ①〉【対談】建築社会学 松村淳さん×小松菜々子

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        • あわいにダンス アフターシリーズ
          2本
        • ツアーコンダクターの紹介
          7本
        • メンバー紹介
          6本
        • あわいにインタビューシリーズ
          4本
        • 創作過程で読んだ本
          3本
        • 小松菜々子新作に寄せて
          8本

        記事

          ツアーコンダクターご紹介⑦ 巡って

          筒井潤質問1:街を歩くとき、何を見ていますか? 躓かないように足元を見ています。 質問2:好きな本(1冊だけ) 大竹 伸朗、ヤマタカEYE『ドンケデリコ』河出書房新社 2008年 質問3:ガチャガチャのオーナーだった時、何をカプセルに入れたいですか? 布団。動物は寝るために活動しているらしいから。 【プロフィール】 筒井潤 演出家、劇作家、公演芸術集団 dracom リーダー。dracom として東京芸術祭ワールドコンペティション 2019 等、国内外の演

          ツアーコンダクターご紹介⑦ 巡って

          小松菜々子新作へ寄せて⑧ 越智雄磨さんより

          dBアソシエイト・アーティスト小松菜々子の新作『あわいにダンス』の上演へ向けて、縁のある方々より様々なことばをお寄せいただきました。 ダンス研究の越智雄磨さんからのコメントをご紹介します。 ダンスを観に行き、座席に座る。そんな慣習を土台から崩してくれそうな予感がする。小松の新作は何か未知の体験をもたらしてくれそうだ。「道」と「遊歩」というワードがチラシに踊るのを観てすでに心がそわそわし始めている。  自分の足を使って歩くプロセスの中で、「観客」であり「遊歩者」でもある私た

          小松菜々子新作へ寄せて⑧ 越智雄磨さんより

          あわいにインタビュー③ イラスト 根本祐杜さん

          ────根本祐杜さんと小松菜々子さんはもう結構長い付き合いなんでしょうか? 根本:知り合ったのは2、3 年前だと思いますね。共通の友達がいまして。小松さんが京都で暮らしていたとき、アーティストが集まるホテルみたいなところに住まれていたんです。僕の友達で、写真家の三保谷将史(みほたに まさし)さんっていう方がいるんですけど、そのお家に遊びに行ったときに、小松さんに最初に会ったと思います。 ▼ 公演に寄せて三保谷将史さんからいただいたコメント ────このフライヤーの裏側に

          あわいにインタビュー③ イラスト 根本祐杜さん

          あわいにダンス メンバー紹介⑤ 小林勇陽さん

          歩きながら体験するダンス公演『あわいにダンス』。公演を作り上げるために決して欠かすことのできないスタッフの方々を、小松菜々子がご紹介します。今回は舞台監督の小林勇陽さんです。 出会いはやはり(?)KIAC。当時私はピチピチの24歳で、小林くんもピチピチの23歳。まだ彼が結婚する前でした。(何なら奥さんと付き合い始めてホヤホヤだったはず) 舞台監督さんというと、ちょっと厳しくて学校の先生のようなイメージだった当時の私に、舞台ってこんなことできるんだよ〜って色んな舞台装置を触ら

          あわいにダンス メンバー紹介⑤ 小林勇陽さん

          あわいにダンス メンバー紹介④ 眞鍋隼介さん

          歩きながら体験するダンス公演『あわいにダンス』。公演を作り上げるために決して欠かすことのできないスタッフの方々を、小松菜々子がご紹介します。今回はドラマトゥルクの眞鍋隼介さんです。 出会いは東京/ 吉祥寺。梅田宏明さんの主催するフットサルの練習会でした。これがもう、本当にキツイ会で。経験者が多いのもあったのですが、梅田さんの熱意というか。ほとんど走りっぱなしで2時間のスパルタな会でした。そこでの体育会的なしんどい練習を乗り越えた一体感というか。その後、私が関西に引っ越すタイ

          あわいにダンス メンバー紹介④ 眞鍋隼介さん

          あわいにダンス メンバー紹介③ 西川文章さん

          歩きながら体験するダンス公演『あわいにダンス』。公演を作り上げるために決して欠かすことのできないスタッフの方々を、小松菜々子がご紹介します。今回は音響の西川文章さんです。 音響のカッコ良い舞台を観た後、dBの文さんは言います。「あの仕事は文章さんにしかできない」と。 私の知っている文章さんは、音響で入ったキックボクシングの試合を興味深そうに見つめながらお弁当を食べている姿。打ち上げでビールを飲むとき、その現場の中で一番嬉しそうににっこりすること。劇場入りした稽古終わり、音

          あわいにダンス メンバー紹介③ 西川文章さん

          小松菜々子新作へ寄せて⑦ 三保谷将史さんより

          dBアソシエイト・アーティスト小松菜々子の新作『あわいにダンス』の上演へ向けて、縁のある方々より様々なことばをお寄せいただきました。 写真家の三保谷将史さんからのコメントをご紹介します。 小松菜々子さんというキャラクターは、ドラクエのジョブでたとえると踊り子…というよりも、武闘家と盗賊、そして遊び人だと思う。またこの三つの熟練度を上げることでのみなれる職業って原作には無い。そんな彼女の「とくぎ」である身体表現は、身体制作的とも言えそう。例えばその中動態的な感覚からはじまる行

          小松菜々子新作へ寄せて⑦ 三保谷将史さんより

          あわいにインタビュー② 舞台監督 小林勇陽さん

          ────今回、作品に「ツアー」が組み込まれていて、お客さんと一緒に街を歩いてから劇場に入るということですが、劇場では何が起こるのでしょうか? 小林:ネタバレにならない範囲で言うと、劇場では僕たちスタッフにも、やることがあります。小松さんは、新長田の日常のようなものをツアーで見せようとしてるんだと思いますが、劇場では「ダンスボックスの日常」を見せようとしてるのかなと。つまり、僕たちが普段どういうことをしてるのかがポイントになってくるんだと思います。 ────なるほど。劇場で

          あわいにインタビュー② 舞台監督 小林勇陽さん

          小松菜々子新作へ寄せて⑥ 梅田宏明さんより

          dBアソシエイト・アーティスト小松菜々子の新作『あわいにダンス』の上演へ向けて、縁のある方々より様々なことばをお寄せいただきました。 振付家/ダンサー/ビジュアル・アーティストの梅田宏明さんからのコメントをご紹介します。 小松菜々子の作品は、論理的思考と感情的思考が相反するかのように存在するが、相互に呼応し、作用し合う。それらが彼女のスパイスで料理されると、独特な風味を醸し出した不思議な料理となる。時折食べたくなる。 梅田宏明 公演情報 dBアソシエイト・アーティスト

          小松菜々子新作へ寄せて⑥ 梅田宏明さんより

          あわいにダンス メンバー紹介② 三浦あさ子さん

          歩きながら体験するダンス公演『あわいにダンス』。公演を作り上げるために決して欠かすことのできないスタッフの方々を、小松菜々子がご紹介します。まずは照明家の三浦あさ子さんから。 あさこさん 表の顔は照明家ですが、実は裏の演出家でもあるあさこさん。一体今までいくつの作品を演出してきたのか数えきれないのではないでしょうか。あさこさん無しには生まれ得なかった作品が数多くあるはず。(あわいにダンスも間違いなくその一つ) そんな百戦錬磨のあさこさん。実は本番前、ものすごい緊張してる

          あわいにダンス メンバー紹介② 三浦あさ子さん

          小松菜々子新作へ寄せて⑤ 吉田雄一郎さんより

          dBアソシエイト・アーティスト小松菜々子の新作『あわいにダンス』の上演へ向けて、縁のある方々より様々なことばをお寄せいただきました。 城崎国際アートセンター プログラム・ディレクターの吉田雄一郎さんからのコメントをご紹介します。 小松さん、こんにちは。 公演のテーマは<道>ですか。そういえば最近は携帯に頼りっぱなしで、道に迷うことって少なくなりましたが、知らない道をブラブラするのって楽しいですよね。 公演、予想もしないような事が起こりそうですが、その過程も含めて楽しめると良

          小松菜々子新作へ寄せて⑤ 吉田雄一郎さんより

          小松菜々子新作へ寄せて④ 青木尚哉さんより

          dBアソシエイト・アーティスト小松菜々子の新作『あわいにダンス』の上演へ向けて、縁のある方々より様々なことばをお寄せいただきました。 振付家・ダンサーの青木尚哉さんからのコメントをご紹介します。 小松菜々子さんは、僕のプロジェクトの1期生で怒涛の特訓を受けた世代です。 「個性の塊」のように見えて、当時は自己主張をあまりしない人でした。 依頼を受けて踊るようなダンサーを目指していたのか、それとも自信がなかったのか、「私には何もありません」というような素振りで、本当はクソ真面

          小松菜々子新作へ寄せて④ 青木尚哉さんより