Queen's English~ブライアン、おめでとうございます!~
本日、7月19日は、現在も活動中のQueenのギタリストとして有名な、ブライアン・メイさんの誕生日です(またもや、イギリス時間でお願いします)。74歳だそうです。父よりも上だ。
私は基本的に他人の誕生日や記念日は祝わない派ですが、盛り上がっているので乗ることにします。
そこで、今日は、ブライアンさん作の、私の好きな歌を書こうと思います。
まず、総括して、彼の歌は、哲学的なものが多く、よくわからない難解な詩の曲があり、死をイメージするものもあります。
聖書や白人の黒歴史を基にしていたりするので、なじみがなく、そういった詩はやはり今後ゆっくり味わうとして、彼の得意なバリバリのロックの歌や、死に関する歌などをメインに好きな曲を取り上げていきます。
多分私が、映画ボラプでQueenの罠にはまってしまった理由は、多くが彼の歌の詩の字幕のせいだと思います。死をテーマにしていて、深いのです。このご時世、最も必要なテーマの一つだと思います。さらにそれを歌い上げるフレディの感受性、表現力、歌唱力、ユーモアなどが、こういった深い歌のハードルを下げてくれます。
フレディの詩は、謎なものは謎すぎて頭では理解できないこともありますが、メイ氏は哲学者のようです。人間が深まり、時期が来れば理解できる気がします。
①私が気に入っている曲は、
アルバム"Innuendo"の”I Can't Live With You”、
フレディの優しい声が好きです。
②泣いてしまう歌は、
アルバム"A Kind Of Magic"の”Who Wants To Live Forever”(リブ・フォーエバー)。
癒しの高音ヴォイス歌姫サラ・ブライトマンがライブでカバーしていて、どのアーティストのカバーか忘れていましたが、映画でクイーンと知って驚きました。メイさんも歌いますね。
③素朴で好きな曲は、
アルバム”News Of The World"の"All Dead, All Dead"の、フレディーがリードボーカルのスタジオセッションバージョンです。
加工前なのでやはりフレディの声がゆったりしていてよいです。最初の「メモリー、メモリー」はなぜかミュージカル、キャッツのようです。まだキャッツは生まれていませんが。フレディより前に、猫の歌を作ってしまいました。YouTubeで聞けます。私はねこあるきさんのサイト「勝手に和訳、むしろ意訳」から入りました。
④あとは、"Brighton Rock"(ブライトンロック)!
1974年の3作目、シアーハートアタックのアルバムのA面の最初の曲です。
最初から、イギリスはブライトンの遊園地の騒音から始まり、よく聞くと口笛では「七つの海のライ」の最後に酔いどれ調で歌うあの曲が吹かれ、ギターで始まります。
とにかく、フレディの人間国宝のような声芸の一部が披露されます。女性役のファルセットから急にかっこいい声に切り替わり、やられた!と思います。
ライブではもっぱら高音はロジャー任せなので、切替の顕著なレコード版の方が好きです。
特に最後のウフフフフ、は何度聞いても噴き出します。フレディーの変態と思われてしまう危険性ギリギリのユーモアが炸裂しています。
この曲には途中にギターソロが含まれます。
ライブでは、このギターソロでは、"There is thunder"(または"Are You Sleeping?"、日本では「ぐーちょきぱーで、なに作ろう」)などの童謡が弾かれたり、日本公演(多分1回目か、2回目の’76年)では「サクラサクラ」、を演奏してくれました。
そういえば、日本語の曲「手をとり合って」も作ってくれましたし、「予言者の唄」では、ミニ琴も弾いています。ステージでは着物風衣装を身につけ、カタカナも読めるそうです。日本人としてうれしいです。
またBrighton Rockに話は戻りますが、
1974年、フィンランドの12歳のユハ・カクーリ少年もこの曲1曲でクイーンファンになりました。ユハ少年による、当時のメンバーのインタビューが記録されていて、フレディの優雅で怪しげな声に魅了されます。しかし、彼はユハが何者かわからず笑って応じています。メイ氏は子供好きなのか、すごく優しくインタビューに応じます。ほかの2人も多分ユハが何者かも知らないのに優しく丁寧に応じ、メンバーの子供好き、人の好さがあふれ出ています。とてもユーモラスで大好きな映像です。クイーン・ザ・グレーテスト(「QueenTheGreatest」)のyoutubeチャンネルでは、4番目のフィンランド編で、インタビューの一部が聞けます。日本語字幕付きます。Youtubeにすべてのインタビューの音声もあります。ユハ氏は初めてのインタビューがフレディだったので、ロックスターのインタビュアーになります。
この歌の内容としては、ロマンチックと思いきや、結末は女子にとってちょっと衝撃の内容ですが、ユーモラスで楽しいです。
長くなってしまいました。
他の曲もいい曲がたくさんあります。
’39のライブバージョンはやはり大好きです。SDGsのテーマ曲にしたいくらいです。
映画ですごいと思ったのは、Keep Yourself Alive, Doing All Right, Hammer To Fall です。
Keep~は歌詞がいいと思いました。50年前の曲なのに全く古びていません。考えさせられます。
同じくDoing~もです。こちらはハーモニーが美しく、ティム・スタッフェルさんのボーカルバージョンも好きです。フレディが歌ってるのかと思った!
Hammer~も心を揺さぶられる歌詞です。フレディのために書いたのかとすら思います。明るいロック調ですが、死についてユーモアを交えて歌っています。
あとは、アルバムの最後の2作はQueen名義になっていて、どれがメイさん作かはっきりわかりません。色んな意味できっと名作がたくさんあるでしょう。
さらに、フレディ没後のアルバム「メイド・イン・ヘブン」の、「ボーントゥーラブユー」は、フレディのソロに手を加えたもので、これでこの曲を2000年代、高校生の時にCMで聞いて好きになった気がします。新しくしてくださってありがとうございます。もちろんソロも好きです。ビデオが素晴らしいですが、新バージョンのビデオも、こんな映像あったの、とうれしくなります。
他にも、「メイドインヘブン」はじめ、他のスタッフと協力し、時々CDを発表し、フレディの声をよみがえらせました。メイドインヘブンのアルバムでは、フレディ最後の作詞曲で大好きな”A Winter's Tale”や(ビデオは彼のハンドライティングも出ていて感動)、壮大な”Made in Heaven”、悲愴漂う爽快感のある“It’s a Beautiful Day"を。ほかのアルバムでも、マイケルジャクソンとの感動作”There Must Be More To Life Than This”の合成や、”Let Me Live”などのメンバーとの合作も作ってくださいました。”In My Defence”や遺作といえる「ショーマストゴーオン」のビデオも感動します。この遺作は全員で作ったようですが、メイさんがほとんど曲を作ったんでしたっけ?映像はだれが作っているかはわかりませんが、ありがたいです。
今もライブ活動をし、フレディに焦点を当てたクイーン曲満載の映画も協力して作ってくださいました。
どうもありがとうございます。
クイーンに出会えて幸せです。
昔も今も、クイーンを存続させてくださりありがとうございます。
奇才フレディにのびのびさせてくださり、ありがとうございます。
お疲れさまでした。
これからもお体に気をつけて、色んな活動、頑張ってください!!
お誕生日おめでとうございます。
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