いじめについて2000字
いじめについて書こうと思います。
いじめについて
いじめはなかなかなくなりませんね。
いじめについて、感動的な作品がいくつも作られています。
あの涙はなんだったのでしょうか?
少子化の中、不登校の小学生は過去最高です。
おそらく、日本社会(おとな達)の中にいじめの構造があるからでしょう。
ウクライナのひとたち
いじめについて思い出すことは、ウクライナです。
ウクライナはいつもロシア(国家の方)にいじめられてきた、
10年前のクリミアの時もそう、
あの時は国家機関も、他の国も何もしてくれなかった、
だから、私たちはたたかう、たとえ滅びようと。
そういうようなことを言っているウクライナの人がいました。
いじめに対する、いや、生きる姿勢を教えられた気がした。
果たして日本人でこのような気持ちになるだろうか?
確かに今回はいつ終わるともしれぬなか、防衛費を支援し続けて、
アメリカはもう支援を打ち切るとまでいっているが、
もし隣国に攻められ、
私たちは立ち上がるのだろうか?
自分の息子が自衛隊だったらどうしよう。
(もし私に息子がいたら)そう心配するに違いない。
だれが東日本大震災の原子力建屋に入るのか?
固唾を飲んでじっとしている。
私たちは何か大事なものを無くしている気がする。
ウクライナという国はよく知らなかった。
10年くらい前、体操日本の内村航平選手が鉄棒でウクライナ選手に勝って金メダルをとった団体戦。
内村さんと抱き合ったウクライナの青と黄色のユニフォームが印象的だった。
ウクライナは小麦の生産が盛んで、自給率が高く、
IT国家らしい。
経済的には貧しいらしく、ユーロとかNATOに入れてもらえなかったという。
しかし、いかに日本が経済国でも、
ウクライナのひとのほうが断然誇り高いと思った。
何かあった時の腹の座り具合というか。
そもそもチェルノブイリがあるのもウクライナだ。
放射線の被害にあった場所がソ連解体後にそのまま受け渡されたのかもしれない。
放射能の先輩だ。
アメリカ人も、ロシア人も、ウクライナのひとも。
私たち日本人からは見た目の区別はなかなかわからない。
しかし、それぞれが大きく異なる。
いじめも、外からはわからないケースが多い。
昔から、少数の大国と、取り巻く多くの小国がしのぎを削って生き延びてきた。
小国の戦略は誰も責められない。
ごますりへつらい、生きながらえて国民を食べさせる国もあれば、
誇りと共に消えていく国もある。
忘れ去られたら、それは無念だろう。
日本だって大戦時は滅びるまで戦うところだったかもしれない。
原爆はそれを止めるためだったとアメリカは教えられる。
正義は相対的だ。
医師で漫画家の手塚氏は言った、
戦争という狂気(の全体意識)に「正気」で立ち向かうことだと。
いじめや戦争がなくなるのは、
いつなのか。
自分が無力だと思い知らされるなか、
傍観者の中でも、
初めから多数派に迎合しない。
サイレント・マジョリティ?
子供たちも悩んでいる。
何かおかしいな、とほとんどの人が思っていても、
PTAやランドセルを変えられないのと同じ。
満員電車はコロナのおかげで緩和されたという。
そこまでしなきゃダメなのか?
HUNTER×HUNTER
HUNTER×HUNTERは、
(ここからネタバレ注意)
クラピカという人気キャラがいる。
大人気、蔵馬(くらま)の後任といった感じで、名前も声優さんも似てる。
「ルクソ地方の少数民族」という言葉が頭に焼きついて離れない。
ウボォーさんによると、どっかの山奥でこそこそ暮らしてたヤツラとか。
似た名前のクxxは、復讐の相手だが、
こちらは復讐の仕返しはないようだ。
最近はクラピーの方が悪役に見えてきた。
モデルは王蟲(オウム)というが、取ってつけた感もある。
でもたしかに人間がモデルじゃないかもしれない。
誇り高き少数民族が、
大きな力に滅ぼされ、辱められた。
ルクソ地方の少数民族とは、
地球上に今も存在するどこかの部族でなく、
私たち日本人のことかもしれない。
誇りを持って戦うか、
生き延びるか、復讐か、語り継ぐのか。
それは自由だ。
エックスデーが来たとき、
真実に向き合うとき、
ぜひ心穏やかに去りたいものだ。
カナダの原住民、アメリカのインディアン、イヌイット、オーストラリアのアボリジニ、ハワイ人。
欧米の奴隷制度、ローマ帝国や、ユダヤ人、インカ帝国。
日本では満州や韓国やアイヌ、琉球、
いまだに根強い怨恨の連鎖がある。
少数民族や敗戦国の捕虜、奴隷や植民地の人々。
蹂躙の歴史があり、今も続く。
直接手を下した世代でなくても、私たちは知る必要がある。
真実を。
それを遺産にして、
前に進むしかない。
私たちは小さな一粒に過ぎない。
一粒が何をしようと関係ないかもしれない。
しかし、巨大なうねりの一つになる時、
歴史は変わるかもしれない。
だから、真実を学ぶしかない。
迎合されるのではなく、うちから突き動かされるように。そして慎重に。
ありがとうございました。