【QUEEN和訳】Deacury2/3~よろこびと痛みは表裏一体「Pain Is So Close To Pleasure」~フレディの人生観がそこに?【ディーキュリー2/3】
はじめに
私が当アルバム(カインド・オブ・マジック)において、勝手にディーキュリー3部作と読んでいるうちの2作品目です。
ポイントは、どちらの作詞かということです。
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概要
1986年発表
作詞:フレディ・マーキュリー/ジョン・ディーコン
邦題:「喜びへの道」
収録アルバム:12作目「カインド・オブ・マジック」
シングルカット:なし
歌詞
(意訳)
[サビ]
「痛み」と「喜び」は、すぐ背中合わせの関係なのさ。
(人生の)「輝き(晴れ)」と「雨」は、手に手を取って一緒にやってくる、
ぼくらの人生で、いつもね。
ああ、痛みは快楽にとても近しい、
みんな知ってるはず。
ある日には、あんなに仲良しだったぼくらなのに
そうかと思えば次の瞬間にはケンカしている。
いつも。
[第1節]
私が若くて、(人生を?)始めたばかりのとき、
人々(おとな)が私に(人生を教えようと)話しかけたことには、彼ら(自身)は傷心(broken hearted)しているように聞こえました。
それから私は成長し、想像力を発揮して、自分も、必要なのは新しい関係を始めることだけだ、と思ったのです。
そうして私は恋に落ちましたが、その恋には悪い反応がありました。
私は(そのとき)いわゆる「古き良き(時代の)」満足感を求めていました。
しかし、私が必要としていたのがいわゆる「愛」とその関係性だけだったとき、
私が得られるのはただ「痛み」だけでした。
[コーラス]
ああ、痛みは快楽にとても近い、そうさ
晴れと雨は
手をつないで一緒にやってくる、
人生、ずっとそう。
「痛み」&「喜び」。
[ブリッジ]
思っていたようにうまくいかないとき、
そしてあなたは(自分で)「光」を消してしまう。
しかし、心の中では、
「戦わ」なければと思っている、、、。
[第2節]
私たち全員が探している「答え」は、どこにあるのでしょうか?
もうこの世界には確信できるものは何もありません。
気分が良い日もありますが、
サイアクな日もあります。
しかし、あなたが幸せを感じている時も、他の誰かは常に悲しんでいます。
愛のやさしさに任せて、涙を拭ってもらいましょう。
病めるときも健やかなるときも、せめて、僕らの残された(限られた)人生を最高のものにしましょう。
[コーラス]
ああ、ああ、痛みは快楽にとても近い
ね、言ったでしょ
晴れと雨の天気は
手をつないで一緒にやってくるよ、
あなたの一生で、
ずっと・・・
「痛み」、「喜び」...。
解説・考察
この曲の作詞者は、ジョン・ディ―コンとフレディ・マーキュリーの連名です。
私は、このアルバムでディーキュリー(ジョン・ディ―コン & フレディ・マーキュリー)三部作と勝手に読んでいます。
作詞者はどちらか不明なのですが、私はフレディの詩ではないかと思っています。
このアルバムで前の曲("One Year of Love")がディ―コンの曲で、このタイトルと同じフレーズ("Pain is so close to Plesure" )が見られるからです。
このフレーズが気に入り、フレディが作った可能性があります。
クイーンの曲の中でも誰の詩かわからない貴重な曲(ラストの2アルバム除く)であり、今回は私はフレディの詩だと予想します。
まとめ
いきまりまとめです。
この曲がフレディの隠された人生(寄宿学校時代や18才でロンドンに亡命してから)を赤裸々に語る詩だとするとかなり興奮します。
全てファルセットで歌われる貴重な曲です。
ディーコン氏作詞の前曲(One Year of Love )がロマンティック・バラードだとすると、これは、人生を振り返ったような達観したような詩になります。
(おそらく)フレディからの人生のアドバイスだと思うと、ありがたい曲です。
どうぞ堪能してください。
お読みいただきありがとうございました😊