安房大神宮の森コモンプロジェクト

千葉県房総半島最南端の大神宮という地域の55ヘクタールの森を取得しました。しかし、それは所有を目的としません。この森の環境を改善し、地域および風土環境を育みながら、健康な風土を活かし、守り、育み、未来につなぐことを目的としたプロジェクトです。

安房大神宮の森コモンプロジェクト

千葉県房総半島最南端の大神宮という地域の55ヘクタールの森を取得しました。しかし、それは所有を目的としません。この森の環境を改善し、地域および風土環境を育みながら、健康な風土を活かし、守り、育み、未来につなぐことを目的としたプロジェクトです。

最近の記事

第6回森の道整備活動~安房大神宮の森 境界尾根へ~

こんにちは。2024年10月31日に安房大神宮の森の道整備活動を行いました。 館山市と南房総市の境界にあたる尾根に至る周回路を今回開通することができました。高田造園代表の高田宏臣がお届けします。 以下、2024年11月2日 高田宏臣オフィシャルウェブサイトより転載 安房大神宮の森 境界尾根へ 10月31日整備作業報告  10月31日、今月は1日だけとなりましたが、月例の大神宮の森道の整備に入りました。  今回の整備箇所は、前回踏み跡をつけた中世の土葬墓跡と思われる尾根を

    • 第5回森の道整備活動~発見の宝庫、安房大神宮の森~

      こんにちは。2024年9月17日、18日と安房大神宮の森の道整備活動を行いました。今回は、道の整備もさることながら、安房大神宮の森で先人たちが営んできた暮らしを現代に伝える痕跡を発見することができました。高田造園の田中嵩大がお届けします。 谷津田の跡を遡って 今回の整備は、現地での相談の結果、前回の活動で整備した道のちょうど真ん中に当たる谷津田の脇から、尾根筋につながる道を整備することになりました。 大神宮の森は、地域の人たちの暮らしの拠点であったことから、たくさんの田

      • (新聞記事転載)森は先人からの預かりもの 「安房大神宮の森」を守り、育み、次世代へ

        2024年4月25日に東京新聞様に安房大神宮の森コモンプロジェクトと4月の縄文小屋づくりイベントをご取材いただきました。 以下、2024年4月25日 東京新聞記事より転載  縄文時代からの先人に学び、山と人が永続的に付き合うモデルの森にしよう-。自然環境の再生に取り組むNPO法人「地球守(ちきゅうもり)」の高田宏臣さん(54)=千葉市若葉区=が、安房神社(館山市大神宮)の周辺に広がる森で「安房大神宮の森コモンプロジェクト」を始めた。同志を募りながら古道や水場、集落を再生し

        • 森の道整備番外編~ぬかるみ箇所の有機土木による改修~

           こんにちは。高田宏臣です。  安房神社の御神域、房総最南端の半島の森はやっぱり最高。  ここに来ると元気になる。  6月14日、17日は、大神宮の森に至る農道のぬかるみ箇所での、有機土木による道路の改修に。 現場は谷筋で山域の水が集まる箇所。道路の陥没もひどく、雨が止んでもいつまでもぬかるみが解消されない問題箇所。  こうした問題箇所こそ、土地を痛めず育む古来の土木をベースとする有機土木の真骨頂。  丸太を用いた横断暗渠、そして陥没箇所に木杭を打ち込みその上に長さ3mの

          第1回森の道整備活動

           2024年2月28日から3月1日まで、高田造園設計事務所スタッフを中心に、安房大神宮の森の道の整備・施工の第1期工事で入らせていただきました。 このプロジェクトへのご支援をいただいているみなさまに、この場を借りまして、心より御礼申し上げます。  この施工の模様をスタッフ最年少の林大介が記録しました。  ぜひお読みくださいませ! ーーーーーーーーーーーーーーーー  今回の施工は沢山の方々からのご支援で成り立っています。 多くの方が株式会社森と海のこれからの事業に期待を寄せ

          第3回森の道整備~みんなの道をつなぐ活動~

           第3回の活動は「みんなの道をつなぐ」と題しまして、2024年7月25日~26日の2日間実施しました。 道をつなぐ— 野鳥の森を目指して  こんにちは。高田造園設計事務所スタッフの堀越侑莉奈です。今回は少人数精鋭ということで、3人で道をつないでまいりました。目指すは野鳥の森のピクニック広場。縄文小屋をスタート地点に約300mの道のりです。道は繋がっていると聞いていたけれど…。加えて、第1回目に行った道の整備も行いました。 立ちはだかるカラスウリモンスターと篠竹の壁…

          第3回森の道整備~みんなの道をつなぐ活動~

          第4回森の道整備活動 ~まだまだ道をつなぐ— 大海原を眺めに、尾根の道へ~

           高田造園設計事務所スタッフの大平渓子です。8月22, 23日に残暑のなか新たな道の開拓を行いました。道なき道をコンパスと肌感覚頼りに進みながら、2日間で総長約1mの道をたどることができました。皆さまのご支援のもと貴重な経験をさせていただいていることに心より感謝申し上げるとともに、喜びや興奮を共有させていただけるよう、拙い文章ですがご報告申し上げます。 22日 動いている道 静けさの残る早朝、高田親方と私たちスタッフはこれまで整備した道を点検しながら未開拓の奥へと進みます。

          第4回森の道整備活動 ~まだまだ道をつなぐ— 大海原を眺めに、尾根の道へ~