ギリシャ・クレタ島🇬🇷/空港泊には気をつけろ/女子大生ヨーロッパ一人旅⑥
こんにちは!
ドタバタヨーロッパ旅行記、ついに最終回です!!
最後はギリシャ・クレタ島です。
前回の記事はこちら↓
12月28日(水)の朝、アテネ国際空港からクレタ島のイラクリオン空港に飛びました。
クレタ島上陸!
クレタ島が最終目的地だったので、そこからデンマークに戻りました。デンマークに戻る際、諸事情でイラクリオン空港で空港泊をしなければなりませんでした。
クレタ島は観光地だから、それなりの設備があるだろうと期待していたのですが…
空港内はとても薄暗く、預け荷物のベルトコンベアは2つだけ。自動ドアにはマックの広告があるのに、マックのお店はない。ほとんどのチケットカウンターは閉まっており、売店は2つだけ。。
普通の空港よりも相当小さく寂しい。。。
私はここで一晩過ごせるのか、とても不安になりました(-_-;)
また、スーツケースが本当に邪魔だったので、空港のコインロッカーにスーツケースを預け、クレタ島滞在中はリュックのみで行動しようとしていました。
なので、空港でコインロッカーを探しましたが、「ない」とのこと。「外にあるよ」といわれてそれっぽい小屋を見つけたのですが、閉まっていました。
しかたなく、スーツケースをもってこの日に泊まる民宿に行くことに。
この民宿は、イエラペトラという、空港からバスで2時間半かかるところにありました。
安いから、場所を気にせずに無謀に遠いところを予約してしまいました、、
空港からバスに乗り、クレタ島を縦断しました。
バスに乗るときは、運転手さんがチケットをビリってちぎる。
日本では絶対ないよねっていうアナログさと雑さがいい。
バスは、夜行バスのようなしっかりとした大きいバス!クレタ島を廻るバスのほとんどはこういうバスみたいです。
バスに乗ったおかげでクレタ島の大自然やまちなみを見ることができ、バスの中も結構楽しめました!
また、かつては栄えていた観光地だったんだな…という、レンタカーショップやホテルの廃墟、今にも壊れそうな建物もたくさん見受けられました。ここで、初めて日本以外での「過疎化」を実感しました。
イエラペトラ Ιεράπετρα
空港から約2時間半バスにゆられ、クレタ島南東のイエラペトラというまちに着きました。
民宿オーナーのおじさんがバス停まで車で迎えに来てくれました。
宿に着いた後は、遅めのランチを食べに近くのビーチへ。2時間くらい、ゆーっくりランチを食べながら海を眺めていました。旅の疲れが癒されました。
まちを見てみると、小さいお店がたくさんありました。クレタ島では、クリスマスシーズンから年越しにかけてに守りをかざり、次の年がいい年になるように願うという風習があるそうです。
民宿に帰ると、おじちゃんが手作りのクレタ島のクリスマス伝統スイーツを出してくれました。
イラクリオン Ηράκλειον
イラクリオンの中心部はわりと普通に都会でした。アテネの少し小さい版くらい(個人の感想)。
抱いていたクレタ島のイメージとはちょっと違ったけど、それはそれで便利だし楽しかったです。
まちを廻るためにどうしてもスーツケースを空港に預けたかったけど、コインロッカーがない・・・
でもなんとしても預けたくて、空港の売店のちょっと不愛想な店員さんに交渉しました。
はじめは「うーん、、」って感じで快諾してくれなかったけど、「どこも探したけどない…!!お願い、、!!」とねばると、
「じゃあ、夜7時までに取りに来てね。じゃないと締め出すからね」と言われ、なんとか隣の物置に置かせてもらうことになりました!!!!
やっと、身軽になった!よかったああああ。
やったぜ自分!!
この日は12月29日だったけど、まだまだクリスマスマーケットは健在!
司会者付きのにぎやかなイベントが開催されていて、老若男女が集まっていました。
クノッソス Κνωσός
クレタ島といえばココ、クノッソス宮殿へ!
クノッソス周辺に人が住み始めたのは紀元前7000年前ごろから、クノッソス宮殿が建てられたのは紀元前2000年前ごろだそうです。
ウン千年も前の建物がいまも残ってるって、なかなか実感がわきません。
ただ絶景を散歩してる気分でした。
でも壁画をみたときに、どこか人々の息吹というか、「あー、やっぱりここに生活があったんだなあ」と感じました。
イラクリオン古代博物館にも行きました!ここは学生無料。日本人学生でも無料になるの、うれしいですね。
かわいい出土品の人形がたくさんあり、テンションがちょっとあがりました。
このあとは、結構疲れていたので、夜ご飯の時間になるまでカフェで相当な時間を過ごしました。
風邪気味だったので、終始鼻水とくしゃみが止まらず。
ひとりでカフェに入りずっと鼻をかみながら長居する日本人。カフェのマスターからは少し不審がられました。
その後、ある不思議な出会いを経験します…
話すと長くなるので別の記事にしました…!
気になる方はこちらをご覧ください↓
はちゃめちゃ空港泊
ヨーロッパ旅行最終日。留学先のデンマークへ帰る便は次の日の午前6時発の飛行機だったため、前日の夜は空港で一泊しました。
上述の通り、空港は狭くてとても快適に過ごせる環境ではありません。普通の空港ならそれなりの免税店やお土産屋など時間をつぶすところがあるけど、ここは本当に何もないのです。
というか椅子は固くてボロボロ、マッサージチェアは塗装が剥げて壊れており、開いている店はサンドイッチ屋のみ。
そこの店員さん以外、警備員くらいしか人がいない。
ここでどうやって過ごせというんや!!
こっちは初めての空港泊の小娘ぞ!!!
でも空港泊をしないといけないので、トイレで顔を洗い歯磨きを済ませ、ボロボロの椅子に座りました。
ちなみにWi-Fiもないのであまりスマホを使いたくなかったけど、することもないのでスマホをいじっていました。
すると、男性が来て「おお、君も空港泊?」と話しかけてきました。
どうやら彼も今日空港泊をするらしい。
彼は今からドイツの家に戻ると言うこと。
「この空港まじでくそだね!!!」って話で盛り上がりました。(笑)
空港泊をしているのも二人だけだったので、ここでどう暇をつぶそうかという話に。
結局、この奇妙な空港を探検することになりました。(笑)
ふたりで空港内を歩いていて、見かけた人といえば、ゲートの近くに宿直っぽいスタッフが2~3人いただけ。
2回に上がると、いろんな部屋がありました。もちろん誰もいない。
かつて生徒がいたんだろうなという、航空関係の学校の教室もありました。
またSTUFF ONLYの扉があいたので少ーしだけ見てみたり、、、
入ろうと思えばどんどんなかまで入れるセキュリティのガバガバに、わくわくがとまらない私たち。
「なにこの空港?!crazyだなガハハ!!」と、終始笑いながら空港内のいろんな施設を見て回りました(笑)
ひととおり空港を見て回った後は、彼がパソコンのゲームを持っていたので、二人でゲームをしました。
電源を探して、近くの車いすを机代わりにして地べたに座ってゲームするというサバイバル・・・(笑)
もちろん英語でのゲームなので結構頭を使うし、英語がそんなにまだ得意じゃない上に眠気が襲いつつあったので(このとき深夜3時くらいだった)、きりのいいところでゲームをやめ、私はひとりで仮眠をとりました。
すると、ちらほら他の乗客も集まってきて、気づいたら搭乗時刻に。
飛行機に乗るまでの一晩は退屈な時間になる予定が、彼がいたことでとてもたのしい空港泊になりました(笑)。
なにより、変な人じゃなくてよかった・・・!
飛行機に乗り、アテネ経由で無事にコペンハーゲンに到着ー!!
ながーーーいヨーロッパ旅行がやっと終わりました。実に10日間の旅でした。
旅の間はハプニングも重なり、連日夜行バスや飛行機で大移動をするプランを組んでしまい、結構疲れていて、100%楽しむ余裕は正直あまりありませんでした…。
実にたくさんの反省点がありますが、特にスリにも出会わなかったし、身の危険を感じることはほとんどなかった(ナポリの爆竹の件を除く)のには幸運でした。
また、こうして文字起こしをしてみると、たくさんの経験ができたのは確かだし、びっくりするような出会いもあったことに改めて気づかされました。
この経験が、誰かの今後の海外旅行の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!!