今日は七草粥ですね。みなさん召し上がりましたか?春のパワーを持つ七草を食べて邪気払いし、一年の無病息災を祈ります。何事もそうなのですが、その際には「意図する」ということが一番大切だと思います。お米を水に浸すとき、七草を準備するとき、お粥を炊き上げる時。一つひとつの工程に思いを注ぎ、効果を意図することで身体への栄養と想いの吸収力は高まります。そしてそれを頂く時。「いただきます」とともに感謝の気持ちで、一年の無病息災の安心感、健康でいられることの有り難さを感じながら頂く。
1月3日の新月の日に素敵な体験をしました。毎月参加している新月と満月の瞑想会にて、日本の伝統芸能であるお能、観世流シテ方・井上貴美子氏の謡(うたい/能の声楽にあたる部分のこと)を聴かせていただける機会に恵まれました。その時に教えて頂いたのですが、お能の謡は、声に節というか独特の響きをつけます。それにより、言葉に声帯で作られる音の響き、すなわちバイブレーションを持たせることで、聴いた人の波動をあげる効果があるそうです。そしてお能の謡には人々とその世界の調和と安寧を願う内容が多いそうなのですが、独特の響きで謡われる言葉には魂が宿り「言霊」となり、その喜びの波動を聴き手が感じることで、すでにその世界が実現したことを祝う行為となるそうです。それをお能の世界では「予祝」といい、謡にこめられた想いを先に実現したものとして喜び受けるというのです。その説明をして頂いた上でお聴きした「高砂」という謡は、始まった途端に全身に電気が走るようでした。頭の先から足の先まで、ざわざわっと込み上げるような思いと鳥肌がたち、心の底から溢れるなんとも言えない魂が震えるような気持ちと、安堵感と喜び。気づくと涙が流れていました。本当に驚きの体験でした。
はて!と思ったのですが、これはまさに現代でいうところの「引き寄せの法則」ではないですか。もう叶ったものとして、願いが叶ったときの気持ちを感じて祝ってしまう。その感情を味わって体験する。そしてその高いバイブレーションのヴォルテックスの中心にいつもいる事で、気持ちよく願いをどんどん現実化させていく。
世界で最も長い演劇生命と伝統を持つお能。約650年も前から日本では引き寄せの法則が実践されていたのですね。私たちは日々いろいろな体験をし、たくさんの感情を感じます。モヤモヤっとする体験もあります。ただ、それに気づいた時、このような体験で感じた至高の気持ちを思い出し、感じ直すことで、いつも自分の気持ちを安定させることができますね。
そんなことを書いていたら、今日はちょっとしたチャレンジがありました。衝撃度はマックス10で8ぐらい。かなり思考がマイナスに引っ張られそうになって、その気持ちで色々考えて不安の方向へ、と行きそうになったのですが、思ったのです。
「あ、これ試されてる。」
普段から運がいい、大丈夫、と自分に言い続けてラッキーさんとタイミングの良さを引き寄せ続けてきた!とか、2022年はのっけからやばい!(いい意味で)とか言って、のほほんとお気楽に過ごしている私。だんだんと引き寄せ力に自信がついてきたところでした。そこにいきなり来た新年早々超弩級のモヤ。奈落の底に突き落とされた気分でした。危うく古いパターンにハマるところでした。人間の思考の習慣とは本当にパワフルで、あっという間にモヤに対してのお馴染みの感情、恐怖とか不安とかが、ものすごい真実味を持ってフラッシュバック。さーっと血の気が引いて、脇の下に変な汗かいちゃうんですよね。そしてそこに留まることでどんどん落ちてゆく、私悲惨シナリオの、ある意味エクスタシー。あんなにそこから抜け出したと思っていたのに、「もう炭水化物取りません!」みたいな意気込みで決意したのに、また引き戻されてたまるものか。
でも今回はすごかった。一瞬ヒヤッとしながら、ちょっと待て、今、何が起きているのだ?と内観し、俯瞰している自分を発見。ネガティブに浸っている方が気持ち良いのか、えいっと筋トレの勢いで、トレーニング後の清々し感を感じながらポジ転換するのか。どっちに強くフォーカスして、何を強く感じるか、自分が対象を、世の中をどう見るかで、未来は変わっていく。
良いオオカミさんと、悪いオオカミさんがいたら、どっちが生き残るの?「君がたくさん餌をあげた方だよ!」
「あ、理解度、試されてる」と気が付くと、このお能の予祝を知ったばかりなので、試してみようと思いました。昨年までなら確実に、落ち込んで悩んでいたに違いないのですが、ランチを楽しく用意し、「オッケー、解決!」と祝杯をあげ、小躍りし、心拍数をあげ、体温をあげ、深呼吸して、瞑想して、お誕生日にもらったドンキで売ってる、ろうそくがたくさんついてる世の中が薔薇色に見えるサングラスをかけて、気持ちよくビジュアライゼーション。
いやいや不思議。日本の伝統芸能650年。お能の予祝から学んだ引き寄せの法則。朝一番で飛び込んできた超弩級のモヤは、11時間後に大きな感謝で着地することができました。極小になったそのモヤは、ウィンウィンの結果なので、最善の結果です。交渉中さえ、お互いに理解し合おうとする優しい想いを感じ、気持ちがよく、あぁよかったよかったという結果でした。こういうことの最後に感謝しながら終われるということは、とても気持ちが良く、有難いことです。
ちょうどひと段落した頃、かなりの熱量をかけて発注したお仕事が納品されたり(これは本当に期待してください、みなさま!すごく素敵なTough Cookie.をご紹介できそうでワクワクが止まりません!)、チームミーティングが楽しく盛り上がったり、意外なところから素敵なメールが届いたり、もうびっしりと濃い、熟睡間違いなしの1日となりました。予祝として今日は、もうたらふくお祝いしたので、ここからじっくり達成の幸せに浸りたいと思います。笑 明日もいい日だ!
みなさまにも大きなお疲れ様を贈りたいと想います。
本日も大変お疲れ様でした!いい夢をご覧になれますように、ゆっくりお休みください。
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