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青池学園VR授業レポート

AVOSを利用されている青池学園で先日行われた、バーチャル教室でのVR授業についてお話を伺いました!

行われたのは理学の授業で、先生のみVRゴーグル(MetaQuest2)を使用、学生のみなさんはパソコンにイヤホンをつけての参加です。
前半の講義部分は先生が心臓や気管支の3Dモデルを手に取りながら解説し、後半は学生が実際にMetaQuest2をつけて、3Dモデルに触れて構造を復習をしました。

実際に授業をしてみて、事前準備のポイントや講義中の対応なども伺いました。

【講義開始前の事前準備】
・PC全台起動し安定させる
・バーチャル教室に直接入るショートカットを作成
・講義で使う3Dオブジェクト、パワポ資料をVR教室にセット、固定
・学生はPCにイヤホンを指して、デスクトップのショートカットから直接VR教室に入る。
・同じ教室にいるため、学生は全員ミュート。(ハウリング防止)

【講義中の対応など】
・講義に使う3Dオブジェクトは固定して外に配置。利用する際にコピーしてから利用。
・ほかのアバターや、机椅子で画面が隠れる→オブジェクト選択し、パワポ資料のみ表示させることで対応。
・メモリ不足で学生端末から、講義資料が一度消える。(先生端末では表示)→オブジェクト再配置で対応

学生目線の授業の様子

【MetaQuest2体験】
・MetaQuest2を外すたびに、休止、教室再入場になるため、センサーにテープを貼り、画面が消えないようにした。
・移動、視点切替、オブジェクトつかみ、拡大縮小の一通りの操作の説明が必要。
・3Dオブジェクトを遠くに飛ばしてしまう学生多数。事前に固定化したオブジェクトからコピーして学生に渡した。

VRゴーグル体験の様子

実際の授業でも同じだと思いますが、事前準備は必要ですね。
また、先生と学生が慣れるまでは、サポートできる人がいた方が安心かもしれません。
VRゴーグルをつけた先生からは学生のリアルの様子が分からないため、定期的に声をかけて、コミュニケーションをとる必要があるようでした。こちらも通常の授業と同じく、リアクションがあった方が進めやすいですね。
今回は見受けられなかったようですが、授業中はチャットで先生に質問することもできます。

【講義を受けた学生の声】
・VRは楽しかったけど対面の方がわかりやすい気がした。
・普段の授業とあまり変わらない気がした。
・バーチャル空間のテーブルや距離でスライドが見えづらく、ポインターも小さく少し見えづらいかなと思った。
・イヤホンを使って1人の世界になるから集中できる。
・どこの器官を指しているかわかり易かった
・3Dでの臓器の構造などを見るのがリアルで、何処からどこに血管が繋がってるなど確認するのに凄く良かった。

授業を受けた学生からは様々な感想があがりました。
もちろん改善点もありますが、バーチャル空間でしかできない授業を楽しみ、理解が深まったのではないでしょうか。
VRゴーグルの使用に関しても、長時間つけていると酔いそう、重くて疲れる、といった感想もありました。
こちらは慣れもあるとは思いますが、個人的にはプロダクトとして改良されることを期待しています。

実際の授業の様子はYouTubeで公開していますので、ぜひご覧ください!

今回は理学の授業でしたが、他の授業でもどんどん活用していただきたいですね。
開発チームとしても生の声を参考に、改善し、サポートしていきたいと思います!

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