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人生初の小説作りで学んだこと。

______初めての創作。

書きたいが書けるに変わる創作講座にて
最近、人生初の小説を作りましたnae氏です。

タイトルは『あじさい喫茶』
ペンネームは「アカド苗」です。

創作だけでなく出版もして
今は関西大学梅田キャンパスにある
蔦屋書店で販売しています。

今日はその第一作品を書きながら
講座の中で私が学んだことをまとめます。

全部で8つ。
少々長いですが、お付き合いください。

【2024年創作講座で学んだこと】

①テーマ決めの重要性
書きたくないものを書けるほど
私に書く意欲はない

・・・テーマを決めるときに、悩んだ末にやっつけになって決めてしまうと、後から書けなさすぎて後悔します。私は最初、書きたいものがあったのですが、長編小説になるくらい大きなテーマだったので、講座の「ポケットアンソロジーを書く」という方針に見合わず、断念しました。
そこで悩んだ末に、あまりよく考えずにテーマを決め、見立てなく書き始めてしまったため、書き続けるのが困難でした。
私は、「小説書きたいな」と思ってはいたのですが、書きたくないものを書く意欲はないので、自分が書きたいと思えるテーマ決めは、とっても重要だと思いました。


②プロットを企画書にしない

ある程度、あらすじを作らないと企画倒れになる

・・・講座を担当していらっしゃる大槻先生によると、私は小説の「企画立て」は得意だったようです。しかし、企画立てとは、登場人物の設定とストーリー(時系列)を指しますが、小説を書き始める前に作るべきプロットは本来、あらすじ(出来事と変化)を書くもの。
私はあらすじを書かず、小説の「枠」だけを用意していたので中身がなく、プロット「風」のものを作っただけでした。(企画倒れ)
登場人物にどんな出来事が起きて、そこからなにが明らかになりどんな変化があるのか。
それをある程度でいいから予め決めておかないと、書き終えられないのです。

③ブログの文章と区別する
自分の文章は普段読むものや書くものに
影響される

・・・私は、小説を実際書き始める2ヶ月前からnoteを始めていたのですが、そこで何気なくついた癖から「一行空きの多い小説」を書いていました。先生によると、一行空きばかりの小説は言葉に重みがなく、薄い内容になってしまうとのこと。自分が普段書いている文章、そして読んでいる文章は、自分の書くものに影響するんだと学びました。

④プロの小説を読みながら書くべき
読みやすく綺麗なプロの文章の感覚を
掴む必要がある

・・・私は普段からよく小説を読んでいるのですが、自分が実際に小説を書く、と決まってからは、忙しさもあり読書が止まりました。しかしそんな中、最近、第二作品の小説を作る際、既存のプロの小説を読みながら書いていると、スラスラかけることに気がつきました。
普段読んでいるものがいかに読みやすいかに感動しながらも、その文章の感覚を読みながら身につけていくことが必要だと感じます。

⑤まずは一旦、書き切る
どんなものでも書き切らないと、直せない

・・・プロット段階で特に行き先決めず書き始めてしまった私は、書き切ることに大変苦労しました。また、「この小説面白くないなぁ」「これじゃ終われないなぁ」という気持ちもあり、書き切ることが怖かったところもあります。
しかし、一度書き切らないと、全体を読み返してから書き直すことはできません。一度で完璧を目指すのではなく、フィードバックと自己修正を用いて、振り返りをする時間とチャンスを作るために、まずは書き切る必要がある。
結果的にそれが、最終形態をよりよいものにしてくれます。

⑥自分の文章の読み方
慣れが生まれた自分の文章は
客観的に読み返せていないことが多い

・・・自分の文章には慣れがあるので、間違いや偏りに気付きにくいです。「客観的に読もう」と言われても、なかなか難しい。
自分の作品を客観的に見直す方法があるとすれば、④で取り上げたように、プロの小説に触れることだと思います。プロの小説の読みやすさと自分の小説の読みにくさ。隣に並べたときに、自分の粗が分かります。

⑦締め切りに追われないと書かない
書いたことがない人にとって
書くを習慣にすることは難しい 

・・・小説を書いたことがない私にとって、書き進めるという作業は、一度行き詰まるとなかなか難しかったです。締め切りがあるからこそ、間に合わせようと予定を組みますが、1人で締め切りなしに書くと、後回しにしてしまいそう。
しかしながら、書きたいものやプロットが、あやふやな状態で、講座の締め切りに合わせて書いてしまうと、酷い文章になる…

そこで…↓

⑧書かないという選択肢を持つ
①-⑦のどこかに引っかかったまま書き進めると酷い文章になる

・・・私は書かないという選択肢を持つことも必要だと思いました。講座の中にも、完成に時間をかけたり、今回は出版しないと決める人もいました。小説をお仕事にすると、「書かない」が許されない時があるとは思いますが、お仕事以外で書こうと思い立った場合は、講座のペースに追われすぎず、自分のペースで納得いくものを作り上げるという選択を取ることもありだと思います。


以上8つです。
お付き合い、ありがとうございました。

私は正直、自分の人生初の小説が上手くいったとは思っていません。
文章自体も読みにくく、何を言いたいのか伝わらなかったり、「ここカットしたら、もっと分かりやすくまとめられたな」と後から自分で思うところもあります。
しかしそれは、完成して読み返したときにやっと気づいたり、違和感があっても自分ではうまく治せなかったところ。書いている時、「いかに客観性がないか」を出版した後に気付くということ。

だから出版しておきながら
読んで欲しくないと思う私がいます。

でも全く売れないのは悲しいから
売れては欲しいけど読んでは欲しくないという
ジレンマもあります。笑

特に知り合いには「こいつ何書いてるんや」
「よくわからんな」と思われるのが嫌なので
読んで欲しくない…
でも買ってくれるのは友達だけかも…
みたいなジレンマがあって、苦。

苦しい。

でも、今回は、次回作への下敷きとして
「完成」させる経験は必要だったと思います。

出来は悪かったかもしれないけれど
飛躍、とまではいかなくても
次の階段を登るための準備として
必要な失敗だったかなと思います。

それに、失敗から学べることも沢山あります。

先ほど書いた8つにある通り、
次に活かせるものが多々。

振り返ることが何より重要です。


そして私はまた、
「挫折経験」「失敗経験」を積んだことは、
成功であったと思います。

私は今までの人生の中で
受験勉強頑張ったけど受からなかった。 
というような挫折経験や失敗経験が
少ないです。

そしてまた、「怒られること」も
少なかったので、打たれ慣れていない
と感じることがあります。

そこは私の弱みであり、
「これから先困るぞ〜〜」と
ひとり
思っていたので
それも含めて私は、「上手くできなかった」
という経験は苦しいけど、
意味、そして価値のあるものであったと
思いました。

そしてなによりも
講座に参加したことが正解であり成功。

苦しかったり恥ずかしかったり、嬉しかったり。
心が動く経験がこの講座には沢山あり、
ほんとしんどいなぁと思う時もあるけれど、
たくさんのこと、学べたなぁと思います。


只今、第二作品を作っています。
同じく「アカド苗」というペンネームで
前回の失敗から学んだことを踏まえ、
見直ししている最中です。

次こそは、
みんなに「買って欲しいし読んで欲しい」
と思えるように


今日も、一歩ずつ、成長中。


以上、ご清聴ありがとうございました。

おつかれさま、私。

nae'avocado

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