【アメリカの婚姻に関するビザ解説】〜それぞれのメリット・デメリットまとめ〜
(以下、2018年10月投稿のあぼカド日記より、2022年1月改訂・再投稿)
こんにちは!
先ほどブログを書いている最中にふと、今日本にどのくらいビザが届く/ビザの申請許可がおりるのを待っている人がいるのかなぁ、と思いました。あぼです。
私は今、小さなクリニックで看護師として日中働いているのですが、忙しい朝や日中はいいとして、やっぱり夜とかふと時間ができたときに、どうしようもなくmiss my avocado!! になる時があります。(笑)
とても勝手ですが、ブログを書いていると、こんな気持ちを抱く誰かがこの記事を読んでわかるわかると頷いているかも、と書いている私がなぜが勇気づけられるような気持ちになります。
どこでもドア、できないかなぁー。なんてたまに本当に思いますよね。ウンウン。わかります。
このブログが、そんな誰かを少しでも勇気づけられたり、誰かのツールとして利用してもらえて、みなさん1日でも早くフィアンセと一緒にいっしょに居られるようになることを祈っています。
さて!!!!
本題ですが、この記事では
アメリカ人パートナーとの結婚が決まりアメリカへの移住が決まった時、どのビザをとるべきなのか
というお話しをしたいと思います。
私達自身が一番最初の最初にどのビザにしようかと悩んだ時に、アメリカ大使館のホームページを含め、実際に読み漁ったネット上の情報を元になるべく簡単に説明していきたいと思います。(ブログ再更新2022年1月現在)
アメリカの婚姻に関するビザの種類
① K-1ビザ
非移民ビザ。アメリカ人の方にプロポーズされ、これからアメリカに移住、結婚しグリーンカードを取得予定の人がとるビザ。日本での入籍は必要ありません。入国後90日以内に結婚し、グリーンカード取得の手続きを取る必要があります。
② IR-1ビザ/CR-1ビザ
移民ビザ。もうすでにアメリカ人の方と結婚している人が申請するビザ。IRとCRの違いは、結婚歴の長さの違いです。IR(Immediate Relative)は婚姻2年以上の人に与えられる10年の永住権。CR(Conditional Residency)は婚姻2年未満の人に与えられる2年の条件付き永住権(条件解除の許可が下りると10年間のグリーンカードが発行される)です。
③ K-3ビザ
非移民ビザ。もうすでにアメリカ人の方と結婚していて、移民ビザ(永住権)を申請中の人が申請するビザ。このビザは、移民ビザの申請が受理されてから初めて申請可能で、かつ移民ビザより早く下りた場合に有効。
(ん!?ちょっと待って。だからK-3って一体何なの?移民ビザ申請受理された後の非移民ビザ?はい??って思いますよね。そう。私も思いました。)
通常、これらのビザの申請中はアメリカへの観光目的の渡航は推奨されていません。どうしても理由があるのであれば、B-2(観光)ビザを取得してから行くように、と大使館のホームページでも書かれています。(詳しくは今後別記事にてお伝えします。)
てことは…待って、このビザ申請中は実質彼に会いにアメリカに行けないってこと!?
残念ながらそうなんです。初めてこの事実と、ビザ取得までにかかる期間について知ってしまった時、私はほんっとうに落ち込みました。ちなみにビザ取得にかかる期間については下の各ビザのメリット・デメリットのところで詳しくお伝えしたいと思います。(泣)
(2022年1月再更新。ビザ申請中にも彼に会いにアメリカへ渡航することができました!詳しくは別記事にて解説します。)
兎にも角にもK-3ビザは、遠距離期間がK-1ビザの申請に比べ長くなってしまうIR-1、CR-1ビザ申請中のカップルに対する救済措置のようなもので、「IR-1、CR-1ビザを申請中にアメリカに入国・滞在できる」というビザです。なので、K-3ビザよりも先に本命のIR-1、CR-1ビザが下りた人たちは本命のIR-1、CR-1ビザで行く、ということになりますね。
ではこれらのビザには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょう。
それぞれのビザのメリット、デメリット
① K-1ビザ
メリット
他のビザに比べて申請〜ビザ取得までの期間が短い(と、言われていた。トランプ政権になった後、2018年現在では早くても約6〜12ヶ月。また、コロナウイルス蔓延による措置などが原因で2020年からその期間にも変動がある様です。2017年までは3ヶ月なんて例も目にしましたが、今やそんなのは夢のまた夢と考えてもらっていいと思います)。
アメリカで結婚式をあげれる。(結婚してなくても別にアメリカじゃなくて日本で結婚式あげれるじゃん!って思うのですが、結婚式をあげてしまうと、ビザ申請の際に「もう結婚してるんじゃん!フィアンセじゃなくて配偶者じゃん!そしたらフィアンセビザ=K-1の申請しちゃダメよ!!」と拒否られる可能性があるそうです。)
デメリット
入国後に、結婚ビザへの切り替え、グリーンカードの申請の手続きを行わなければならない。
グリーンカード取得まで働くことができない。
費用が他のビザ取得にかかるそれに比べ高め(グリーンカード切替まで含め約1700USD)。
② IR-1、CR-1ビザ
メリット
入国後約1ヶ月でグリーンカードを取得できる(入国時点で実質永住権取得)。
入国後すぐに仕事を始められる。社会保障番号申請、運転免許証申請が可能。
K-1ビザに比べ費用が少し安め(約900USD)。
デメリット
取得までの期間がK-1ビザに比べて長い(約12〜18ヶ月)。
③ K-3ビザ
メリット
IR-1、CR-1ビザよりも早く入国できる。
デメリット
入国後にグリーンカード申請の手続きを取らなければならない。
IR-1、CR-1ビザに比べ費用が高め(約1600USD)。
永住権取得前の就労には「就労許可申請」が必要であるなど、IR-1、CR-1ビザに比べ入国後の制限がある。
どうでしょうか?少しでも、婚姻にまつわるビザの種類が具体的に見えてきたでしょうか。
私も、最初カドさん(婚約者)とどのビザにするか話し合った時に、二人で調べに調べつくしカドさんのお友達の弁護士さんに助言をもらったりして、気が狂うほど悩みまくりました。
きっとこれを読んでくださっている方は、今頃どのビザにしようかな、とパートナーさんと相談中なんじゃないかな、と思います。
次記事では、私とカドさんがなぜK-1ビザ申請することにしたのか、実体験やカドさんのお友達の弁護士さんの助言をお伝えしていきます。
私とカドさんの体験が、ちょっとでも誰かの悩みを減らすことができたらいいなーと願ってます!!
それでは今日はここいらで。
あぼ
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