なんとか「できる」方向で

沖縄キャンプの無観客が決まった。

沖縄県緊急事態宣言を受け、2月7日まで、無観客での実施要請に従う方針だそうだ。

一方、ヤクルトが有観客無観客の両面で準備を進めているという報道があった。

この記事は、沖縄県の決定前の話だ。まずは、2月7日までの無観客は決定した。しかしその後、無観客が解除される保証はない。有観客実施が消滅してしまっても、致し方ない厳しい状況だ。

しかし、球団が有観客での実施を検討していることに、私は感動した。

世の中が、疲弊している。健康と経済が脅かされ、マスク警察をはじめとする相互監視が厳しくなってきた。

野球を見ること、野球選手を見ることで笑顔になりたい。キャンプ見学は、シーズンが終わって野球に飢えた野球ファンの、閉塞感のある日々を明るくするのだ。

それを分かっているかのように、球団は、なんとか「できる」方向で、検討をしてくれていた。
手間のかかることだし、リスクも負うことだ。それでも、諦めずに地元と調整を続けてくれていた。

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今日、コロナ禍において事業の再検討をする会議中、「やはり継続は無理か」というところまで話が尽きた。
しかし、コロナ禍を機に普段着手できなかった取り組みができたことも、たくさんあった。

「できる方向で考えようよ」

中止ではなく、継続することを念頭に考える。諦めの気持ちが先に立つと、そんなことすら難しいことだ。
新たな発想でやってみよう。そうじゃないと変えられない。そして今は、コロナを盾に変えられる時。駄目ならまた考えるべし。

そう発言して、その事業は継続することになった。前向きに考えることは、勇気と気力と活力が出てくる。コロナに奪われた心の体力を取り戻すのに、必要なことかもしれない。

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コロナ対策について、見切り発車はできない。しかし、思えば12月6日、ヤクルトファン感謝DAYも、リモート開催のみの球団もある中、神宮で開催した。東京のど真ん中で、実施ありきで動いてくれていた。

浦添キャンプの無観客期間も、配信を検討してくれているそうだ。

食事シーンまで!ファンを意識し、どうしたら有観客でキャンプを行えるかを検討してくれていたヤクルト球団に深謝いたします。

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