田村あゆみ

野球コラムを書く勉強をしています。東京ヤクルトスワローズファン歴42年目に突入したオー…

田村あゆみ

野球コラムを書く勉強をしています。東京ヤクルトスワローズファン歴42年目に突入したオールドファンです。うち神宮観戦歴は、親の同伴なしに都内に出られるようになってからの37年です。2018年からファイターズファンを兼任しています。普段は普通の勤め人です。カメラ女子(女子!)です。

マガジン

  • 月刊山田哲人

    21年8月から始めた『月刊山田哲人』は、23年7月をもって定期掲載を終了しました。(2年間24回)長らくお読みいただきありがとうございました。これからも、不定期ではありますが、山田哲人選手は書き綴ります。←東京ヤクルトスワローズ・山田哲人選手のキャプテンシーに感銘を受けたので、しばらく書き綴ります。お時間のある時にお付き合いください。(毎月第2月曜日)

最近の記事

CS考

余談。 私は、CS廃止論者だ。日本シリーズの舞台というものは、1年間戦って掴んだリーグ勝者に用意されている「ご褒美」であってほしいと、常々思っている。 クライマックスシリーズ、略してCSは、いわゆる「消化試合」を減らす目的で2004年にパ・リーグに導入された「プレーオフ制度」がその起源だ。 シーズン成績上位3チームによるトーナメント制の試合を経て、日本シリーズ進出チームを決定する。 3年後の2007年からセ・リーグでも採用され、名前も「クライマックスシリーズ」と変更された

    • 2024日本シリーズ最終戦に思う、福岡ソフトバンクホークスの横綱相撲

      2024年の日本シリーズは、4勝2敗で福岡ソフトバンクホークスを下した横浜DeNAベイスターズの優勝で幕を閉じた。 横浜DeNAベイスターズの皆様、日本一おめでとうございます。 横浜は、26年ぶりの日本一。1998年は、マシンガン打線と大魔神・佐々木主浩が横浜ベイスターズ(当時)を優勝に導き、勢いそのまま日本一をもぎ取った。 横浜ファン曰く「長い暗黒時代」を経てたどり着いた頂点に、当時25歳でその優勝を経験している監督・三浦大輔は、まさに感無量。感動を噛み締めながら感激を抑

      • 高橋奎二に聞く 今年は何位だ!?

        6月13日、対ソフトバンク戦。先発の高橋奎二は、被安打7四死球7の5失点で途中降板した。 ストライクが入らない。連続四球に押し出しで2点献上。2回終了時で球数は60球を数えた。 2対0で迎えた4回、山田哲人の2ランホームランでヤクルトは同点に追いつく。故障離脱したキャプテンの、意地の一発。後半、どう戦うか。さあここから。 しかし、高橋奎二は立ち直れなかった。連続安打、四死球で失点を重ね、4回1/3で降板した。球数96。汗だくの、自滅投球だった。 前日の6月12日。2023年

        • 誕生日じゃなくなった今日、3月15日

          本日、令和6年3月15日は天赦日です。 年に数日の、天が万物の罪を赦(ゆる)す日に私がすることは、髪を切ることです。 最上の吉日に、リフレッシュとリスタートをするこの自分なりの儀式を、いつも楽しんでいます。 昨年なかなか時間を取れず、年の後半の天赦日を使えませんでした。 半年ぶりの美容院で、もうそろそろ大丈夫だろうと予約時にお願いしたのが「ヘアドネーション」、髪の毛の寄付です。 病気などで髪を失ったかたのため、人毛のウイッグをつくる団体に自身の髪を初めて寄付したのは、6年

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        • 月刊山田哲人
          24本

        記事

          野村克也に聞きたい「頭の捻り方」と「野球の楽しみ方」

          2024年2月1日から始まった東京ヤクルトスワローズ春季キャンプは今日、休養日も含め11日目を迎えた。 そしてこの日は、3年前から黙祷で始まる。 9時20分、グラウンドに選手、首脳陣、 「本日は野村克也監督の五回忌です。全員で黙祷を捧げます。黙祷」。 この場を共有したくて、私は毎年、2月11日にここ浦添に居ようと決め、今年もやってきた。 野村監督が亡くなってから、ヤクルトはセ・リーグ2連覇、日本一1回を勝ち取る強いチームになった。 私は、2022年2月1日、浦添球場

          野村克也に聞きたい「頭の捻り方」と「野球の楽しみ方」

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          村上宗隆特守 2024春季キャンプ

          村上宗隆特守 2024春季キャンプ

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          守って攻めろ 村上宗隆が自分を超えるとき

          村上宗隆に驚くのは、その「柔軟性」、のはずだった。 もちろん体の、という意味もある。 1月の自主トレは、チームのリーダー・青木宣親からストレッチの大切さを学び、怪我をしない体づくりをしている。 それだけでなく、野球への考え、その探究心に柔軟性を感じる印象がある、それが村上宗隆だった。 6年ぶりのセ・リーグ優勝と日本一で飾った21年は、39本で本塁打王に輝き、セ・リーグMVPを獲得した。 夏には野球日本代表として東京五輪に出場し、日本史上初の金メダルという偉業も成し遂げている

          守って攻めろ 村上宗隆が自分を超えるとき

          ヤり返せ! ヤクルトらしさを取り戻すために

          東京ヤクルトスワローズの2024年チームスローガンが、1月30日、発表されました。*1 ヤり返せ!「ヤ」がカタカナです。ヤクルトの「ヤ」は、スポーツ紙の見出しでよくこのように使われます。 親の同伴なしに都内に出かけられるようになった高校生の私は、部活終わりに1時間以上かけて、たびたび神宮球場まで野球を見に行きました。 当時はまだ黄金期前。ヤクルトは、万年Bクラスと揶揄される、弱いチームでした。 私が観戦した日も、きっと負け試合が多かったのでしょう。 終電間際の電車に揺られ

          ヤり返せ! ヤクルトらしさを取り戻すために

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          年賀状2024

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          【写真部】2023年を無かったことにしない 並木秀尊が居続けた神宮【2023年度ベスト写真】

          私が優勝を諦めたのは、5月24日水曜日だった。 第9節対阪神11回戦。 先制点は3回裏、先発・吉村貢司郎の犠牲フライだった。 幸先良いスタートも、直後のイニングに逆転される。 相手は、ビックマウスを封印し「A・R・E」に向かって邁進するタイガース。 「やられたら、やり返す」は、すでにヤクルトのお家芸ではなくなっていた。 それでも、この日のヤクルトは食らいついた。 その裏、塩見泰隆のタイムリーで同点に追いつく。 その後、2点ビハインドの場面で塩見がタイムリーを放ち、7回に

          【写真部】2023年を無かったことにしない 並木秀尊が居続けた神宮【2023年度ベスト写真】

          We Are The Champions を聴きながら

          オリックス・バファローズの優勝の瞬間を、初めて見た。 厳密には、「自ら手繰り寄せた優勝の瞬間」、という表現になるのか。 昨年、一昨年と、マジックがつかないまま、2位の千葉ロッテ(2021年)、ソフトバンク(2022年)の敗戦をもって優勝が決まった、オリックス。 2021年は全日程終了後、2022年は最終戦の9分の1の確率(オリックスが勝ちソフトバンクが負けた場合のみ)という、いわば綱渡りの状況からかろうじて優勝を勝ち取った。 そんな過去2年間とは対照的に、2023年はシー

          We Are The Champions を聴きながら

          それはそれ、これはこれ

          面白い記事。 このコラムを書いたのは、スポーツ報知・小島和之記者。現在は讀賣番だが、その前はヤクルト担当、さらにその前はファイターズ担当で、ヤクルトファン、ファイターズファンとして馴染みのある記者だ。 他球団の選手同士のコミュニケーションについて真っ先に思い浮かぶのは、星野仙一だ。 中日時代も楽天時代も、監督として指揮をとる星野は、自軍の選手に他球団の選手との交流を一切禁止した。 このことは、人情派の星野仙一という人を端的に表すエピソードだと思う。 他球団の選手と仲良く

          それはそれ、これはこれ

          縁がなかった

          私は、「つまずいたらやめる」という取り決めをしている。 生命保険の契約で何度も書類の追加提出を求められたとき、最終的に審査は通ったが契約は辞退した。 新車の納車でディーラーに向かう途中、事故で電車が止まったときも、「伺えないので納車は後日改めて」と電話した。 この時は、ディーラーさんに「お待ちしてますので!」と食い下がられ、仕方なく受け取りに行った。 佳き日取りを選んで決めた納車日だった。私だって日を改めるなんてことはしたくない。 それでも、「すんなりいかない」となれば、

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          塾高応援で思い出した、櫻井くんのこと

          第105回全国高等学校野球選手権大会、2023年夏の甲子園は、神奈川・慶応義塾高校の優勝で幕を閉じました。おめでとうございます。 平日昼間は仕事です。終業のチャイムが鳴り、スマホを開けばもう試合は終わっていました。 8対2。案外点差がついたな。 そう思いながらネット記事に目を滑らせていくと、話題は「1世紀ぶりの優勝」と「応援の音量」のことでした。 慶応側の応援は、球場を揺るがす大音量だったようです。歴史ある学校なので、足を運ぶOBもたくさんいたのだと思います。 ましてや、

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          切磋琢磨の真っ只中 北村恵吾

          北村    恵吾(きたむら けいご) 2000年12月18日生まれ    岐阜県 2022ドラフト5位 内野手    右投げ右打ち 身長 182cm/体重 90kg 大垣北クラブ(大垣市立北小)─ 西濃ボーイズ(大垣市立北中)※ ─ 近江高(甲)─ 中央大 ─ ヤクルト ※岐阜県選抜(中日・根尾昂とチームメイト) 北村恵吾は、ドラフト5位ながら春季キャンプに一軍帯同している。新入団選手の浦添参加はドラフト1位の吉村貢司郎(東芝)と2人のみだ。 大卒ルーキーであることは、即

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          アゲてけ! 〜ヤクルトの真価が問われるとき

          「いーよなー。ヤクルトは、明るいのがいいよな」。 2022年9月25日日曜日。優勝式典が行われている明治神宮野球場で聞いた、DeNAファンのつぶやきだ。 この日、東京ヤクルトスワローズは、サヨナラで優勝を決めた。 優勝決定サヨナラタイムリーという“熱燕”を演じたのはルーキー・丸山和郁だった。 丸山は、エリートだ。群馬・前橋育英高校では、2年生ながら外野手のレギュラーとして夏の甲子園出場。3年生ではピッチャーも兼任し、春夏甲子園に出場した。 卒業後は明治大学に進学。キャプ

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