『偏愛選手名鑑2023』produced by 文春野球学校
2023年NPBプロ野球開幕へ寄せて、野球コラムの学校・文春野球学校から『偏愛選手名鑑2023』を本日配信いたしました。
この取り組みは、学校行事の「校内プレゼン大会」で生徒から発案のあった企画です。
事務局の文藝春秋社で採用が決まり、生徒有志で作り上げました。今年で3回目を迎えます。
私は、SNSの名前「あぼかど」として、仲間3人(しー、あや⭐︎あや、あよか)と東京ヤクルトスワローズを担当しています。
気楽にお読みいただける、偏(変)愛あふれる選手名鑑です。
これから始まる新シーズンのおともに、どうぞご笑覧ください。
取り組みの内側を、少しご紹介します。
準備は年末からスタートしました。
まず、生徒の中から取りまとめ役の「総監督」を決め、年明けからチーム分け、各チームの監督選出となります。
1月末から各自執筆作業に入り、2月中に修正、3月に文藝春秋社の校正が入り、本日公開、という流れです。
私は何の役割もなく、ただ書く人だったのですが、チームスワローズ・あよか監督、また全体調整に奔走した、いずみ総監督は大変だったと思います。どうもありがとう。
ゴールできてよかったと、今はほっとしています。
執筆ルールは、80字以上100字まで。
センチ→cm、2塁→二塁など、単語の取り決めも事前に行います。
制約のある中で伝えたいことを書くということは、野球コラムを書く勉強をしている私にとって、いい訓練になります。
そして、文藝春秋社の後押しがあっての公開です。多くの人の目に触れるとなれば、モチベーションも上がります。
そしてそれは、「選手やその家族に必ず届く」ということでもあります。
ご本人やご家族に安心してもらえるよう、毎年頭を使っています。
それは、ファンの方に対しても同じです。
率先して自分の“推し”の記事を読みにいってみたら、思い入れを持って普段から見ている人が淡白に書かれていたり、腐す内容だったりしたら、がっかりすると思うのです。
「頑張れ」をどう書くか。これが偏愛を表現する肝だと思っています。
名鑑執筆3年目の今年は、自身に課題を与えました。それは、
「他球団のファンに向けた紹介文」
です。
過去2年執筆し、SNSでPRするとヤクルトファンの方からたくさんのお褒めの言葉をいただきました。
ヤクルトファンの励ましに支えられ、今もこうして書き続けることができています。
今年はそこに、他球団のファンが「へぇ〜」と思う書き方をしてみました。3年目の挑戦です。
ヤクルト戦でスマホ片手に、登場してきたヤクルトの選手と、この名鑑を見比べる他球団のファンを想像しながら書きました。
ただ、そうすると、ヤクルトファンには周知の事実である“オーソドックスなネタ”が多くなりました。
ヤクルトファンにとっては物足りない内容になっているかも知れません。
いかがでしたでしょうか。
チームヤクルトは、初年度から書いている4人の編成でした。
私たちの取り決めは、「これまで書いたことのない選手を書くこと」。
1・2年目に書いていない選手を初めて書くのも訓練になります。
そして、Discord会議を開き、ネタを持ち寄ったり書き方を考えたりと、助けあいながらつくりあげました。
本家同様、一枚岩のチームスワローズで戦いました。仲間のつながりで成り立つチームづくりは、ファンも同じです。
さて、公開されたのは午前11時。戦いは始まったばかりです。
たくさんの方に読んでいただき、野球がある日々を楽しみたいと思っています。
野球のことは書いていない選手名鑑ですが笑、その分、気楽にお楽しみいただけると思います。
愛情は込めていますので、どうぞご容赦ください。
どうぞご贔屓賜りますよう、希い上げ奉ります。
追記:
今年もやります『偏愛選手名鑑2023 東京ヤクルトスワローズ 育成選手Ver.』。
文春野球学校公認の自主制作です。
偏愛選手名鑑は、支配下登録選手が対象なのですが、本来、育成選手であろうと「偏愛」対象者。
「書きたいな」と言ったら「書こう書こう!」となる、そんなチームです。
できあがりましたらこちらで発表します。どうぞよろしくお願いします。