戦ったヤクルトを認める ○DB×S●19回戦
ハマスタは盛り上がっていた。段階的に入場規制が緩和され、神宮球場も人との距離は徐々に狭まっていっている。有観客試合が始まったころの、3席分の間隔は、席1つまで縮まっている。ハマスタも、そうなのだろうか。
今日のハマスタが、満員のように見える。点が入る度に盛り上がる球場。声援はまだ禁止されているのだろうが、小さな声でもこれだけの人で束ねれば、それは歓声になる。
ホームに響くチャンステーマのトランペット。
梶谷の月間最多安打タイ記録と、サイクルヒット未遂。
佐野恵太のキャプテンシー。
伊藤光の復帰。
相手の勢いを、止められなかった。
勝利の“気を付け隊”は、サノス、ソト、ロペス。楽しそうだ。きっと勝っている神宮も、同じように楽しく映っているのだろう。
苦しい。早く神宮に帰ってきて欲しい。そうすれば、このハマスタの熱量そのまま、応燕してやれるのに。
ひとり気を吐き勝ち星を重ねてきたライアン小川は、3回5失点で降板した。
チームが負けてしまう。勝ち頭としての期待はあれど、長く投げさせる余裕は、今のウチにはない。
負けの日は、負けに焦点を当ててしまう。よくない。
認めたい。認めなきゃいけない。
初球ホームランの山崎晃大朗を。内野安打を必死にもぎ取った坂口智隆を。
いや、敗戦投手の小川泰弘だって、現場でしっかり戦ったのだ。
戦った今日のヤクルトを、認める。
さぁ、もう前を向かなければ。顔を上げろ。
R2.9.29 tue.
DB 8-4 S
横浜スタジアム
それと、COCO。頑張りなさい。せっかく新たな道に進んだのだから、あなたの野球をできるまで、そこで頑張りなさい。神宮では皆、我武者羅に戦っているよ。だからCOCOも、我武者羅に。ちゃんと応燕してるから。まったくもう。