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プロフェッショナル山中浩史 ●T×S○14回戦
山中浩史のピッチング。
スピードは120km/h台。打たせて取るタイプ。
サイドスロー。バッターの手元で浮き上がるボール。
全く異なるタイプの阪神・ガルシアとの対決だった。
速くないスピードでどうバッターをねじ伏せるか。
サイドスローの軌道をどう生かして制球力を上げるか。
「特徴」を「特長」にすることは「工夫」なのだと、山中を見ていつもそう思う。
タイミングを外す。打たせて取る。技巧派ピッチで球数を抑える。もうすぐ35歳の体と向き合うには、これも重要課題となり得ると思う。見ているこちらは、ベテランの体づくりにいつもヒヤヒヤしている。
だが、今日の山中は6奪三振。打たせないで取るピッチングもできる、頼もしいピッチャーだった。
何事も、専門性を極めたところに戦略ありき。
こういうプロの側面に触れると、ますます野球から目を離せなくなる。その奥深さを、もっと知りたいと思う好奇心!そして、尊敬の念。
この人たちは、すごい!
すごいこととすごい人たちを応燕する私もまた、その誇らしさに顔を上げられる。
プロの技を存分に見せつけてくれた、プロフェッショナル山中浩史に、勝ちをつけたかったのだ。
相手もプロ。そんなに簡単には勝たせてもらえなかった。
今日はヤクルト、勝ちました。プロフェッショナル集団は、全員野球で必死に1点をもぎ取りました。誇りです。山中!次だ、次!
R2.9.2 wed.
T 2-3 S
阪神甲子園球場