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セ・リーグDH制導入に反対します

理由は、これ。

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▲R1.4.5 ライアンのジャケットプレイ

寒い季節の神宮で見るこの景色。

ランナーとして塁に出たピッチャーにだけ許される、ジャケットを羽織った走塁だ。

公式野球規則
3.03 ユニフォーム
(c)1.11a3 自チームの他のプレーヤーと異なるユニフォームを着たプレーヤーは試合には参加できない。
【注】各プレーヤーはコートを着て競技にたずさわることはできない。ただし、ベースコーチと走者となった投手を除く。

神宮以外の球場でも、屋根のない球場では見られる光景なのだろうか。

私はこの、ピッチャーの負担を少しでも減らそうとする特別ルールが大好きだ。そして、ジャケットを羽織りながら、神宮のグラウンドで先の塁を盗ろうと走塁する、その戦う姿が大好きなのだ。

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▲R2.10.24 何故か17のジャケットを羽織る中日・松葉貴大

プロ野球選手になるほどの人たちだ。大抵の選手は、エースで4番。ピッチャーだからとて、バッティングができないなんてことはない。
それでも、免除されなければならないほど、過酷ということだ。

苦しいだろうか?苦しいだろう。少しでも、負担を軽くしてやりたい。
だからきっと、セ・リーグのDH制導入は時間の問題なのだろう。

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▲R1.5.29 広島・大瀬良大地も例に漏れず着用

先日、92年、93年の西武対ヤクルト日本シリーズを余すことなく描いた、長谷川晶一先生の新書「詰むや、詰まざるや」のトークライブに行ってきた。
開始前、休憩中に映し出される当時のダイジェスト映像。生まれていない世代が野球場に居る令和の時代、当時がっつり神宮に居た世代の私にとっては垂涎の光景だ。
そんな中、93年日本シリーズで、ジャケットを羽織って塁に出ている渡辺久信が映った。
当時このことに、私は全く気づかなかった。相手チームのピッチャーだからだろうか。

寒さのある野球場の風景は、時代を超えて変わらぬものだった。

選手が、ピッチャーが賛成するならば、私もそれに賛同する。ピッチャーの体を守るために必要なことなら、賛成する。

でもね。

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▲R2.10.24 ガチリードライアン

何だか、かわいい。これがなくなるのか……

やっぱり、セ・リーグDH制導入に反対します。笑


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