東京ヤクルトスワローズ ファン感謝WEEK2020 DAY4
本日、4日目!
とは言っても、今日は学校のZOOM講座があり、全くチェックできていないのです。明日には、YouTubeにアーカイブがアップされるでしょう。しっかりゆっくり、楽しみたいと思います。
今日は、ちゃんみわ(三輪正義広報)の神宮ツアーです。
三輪正義さんは、2019年に引退した、元スワローズの選手です。縦社会の厳しい体育会系の中、後輩からも無視、タメ口、引退セレモニーの妨害等、徹底的にいじられる、いじられキャラです。
こういう「いじり」というものは、端から見るとやり過ぎと反感を持たれることがあります。
いじりといじめの境界線は、そこにいるすべての人が共有できていなければ引けないものです。
だから、三輪正義とその他大勢の関係は、中にいる人にしか分かりません。
ただ、外からのぞき見る限りでは、三輪正義という人が、どれだけヤクルトの中のすべての人に愛されているかが伝わるのです。
引退セレモニーで、主役であるはずの胴上げを、山崎晃大朗に持っていかれた、ちゃんみわ。
彼が「性格難世代」と名付ける荒木貴裕、川端慎吾の同級生コンビが、胴上げされる三輪正義の横に、軽い山崎晃大朗を持ち上げ、前代未聞の“ふたり胴上げ”を敢行しました。
本人が言いにくかったとしても、ここでひとりくらい「こんなときくらい真面目にやれ」と苦言を呈す人がいてもおかしくありません。
ただ、この日は、神宮にいるすべての人が、笑顔でした。
何より本人が、後日トークライブで「ほら!すごくない!?何も打ち合わせしてないのに、こんなに跳ぶんだよ!ほら!」とただ感心していたのです。
飾ることのない人柄は、この発言からよく分かります。
そして、二軍の戸田生活が長かった彼の周りには、いつもたくさんの後輩たちの姿がありました。
私はひとり、「ちゃんみわバント教室」と銘打って、その光景を見ていました。
168cmの小さな体で、このプロ野球界をどう生きるか。彼には“足”がありました。
チーム一の俊足である自分の足を生かすため、バントと盗塁の腕を磨き、それが三輪正義の代名詞、アピールポイントとなりました。
いつもいじり倒している後輩たちが、真剣な顔で三輪先輩の助言を聞きながら、バント練習を続けます。周りの選手たちも真剣にその様子を見つめ、話を聞きます。ちゃんみわも、本来ならライバルとなる後輩たちに、惜しげもなくその技術を伝達します。
そういう人。そういう絆を結べるチームであること。ファンとして、彼に寄せる信頼は、絶大でした。
それは今も同じです。
私はてっきり、コーチングスタッフとして残るものと思っていました。しかし、彼は広報担当でした。
公式アプリの「聞いてミルミル」。三輪広報が選手を直撃インタビューする企画です。
まぁ、いじられる!でも、クラブハウス前で選手をつかまえるゲリラインタビューに、通りがかった高津臣吾監督は「あー、お前しかできんからな」と言いました。
チームに欠かせない人。だから、人が集まってくるのです。
こうして。って誰もいない!ファーム最終戦で、ひとりぽつぬんと円陣を組む、ちゃんみわ。もうサイレント・トリートメントならぬ、“サイレント・サイレント”。ひどくない!?
ひどくないのです。彼がどれだけチームの中で信頼されているかを、見ているファンは知っているから、それはそれで、見守っています。
神宮ファン感まで、あと2日。明日もあるよ。