さだまさしは、道標
明日から、文春野球CSが始まる。その知らせは、ツイッター経由で私の手元にやってきた。
セ・リーグCS第1戦
【明日の登板】
DeNA(久保 康友)
「久保康友、今だから話せるベイスターズ『球団からクビと言われて握手した理由』」
ヤクルト(さだ まさし)
「『まだファン歴33年』さだまさしが紐解くスワローズへの愛と“謎”」
#swallows #baystars #文春野球
満を辞しての登場だ。歌手・さだまさしが、CS第1戦目の先発投手だった。
さださんは、小説家だ。シンガーソングライターのさださんが紡ぐ言葉は、深い思慮と静かな情熱がある。
そんな丁寧な言葉たちは、その圧倒的な歌唱力にのって私の耳に届く。人生が潤う瞬間だ。
あの、さだまさしだ。さだまさしが、文春野球コラムに登板する!
しかし、ヤクルトファンにとっては、自然な流れだ。
そう、彼は東京ヤクルトスワローズオフィシャルファンクラブ「SWALLOWS CREW」の名誉会員なのだ。
会員番号は、No.3。No.1は、タレント・出川哲郎。No.2は、作家・村上春樹だ。
……豪華すぎる。ヤクルトという愛おしい球団の、この愛され方は唯一無二なのだ。
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「ヤクルトファンは優しい」とよく言われる。たしかにそうだと思う。しかし、なんだか誤解されているような気もする。
優しいからと言って、わざと試合に負けているわけではない。優しいからと言って、負けてもいいと思っているわけでもない。優しいからと言って、いつでも優しくしていられるわけでもない。
こんなヤクルトファンごときだって、勝ったらうれしいし、負けたら悔しいのだ。それは、勝ってよろこび、負けて悔しがる野球選手を見ているからだ。
でも、「ヤクルトファンは負けてもニコニコしているから、勝つ気がないんだ」と思われているようだ。どうも昔から理解を得られない。
「私が間違っているのか?」そう思わされるような場面が、そこそこある。
そんな時、さださんのスワローズ評に触れると、安心する。「いや、私は間違っていない」と、そう思えるのだ。
スワローズの、正々堂々と戦い、負けても相手を敬う姿勢は、神宮の風景であり、岡田イズムの継承だ。
こんな当たり前のことをしっかり思い起こさせてくれる、
さだまさしは、ヤクルトファンの道標だ。
さぁ、明日の勝負。絶対勝ちましょう!
自宅ZOOM会議の合間に、しっかりと聞きに行きます。