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雨に打たれた神宮花火 ○S×D●15回戦
家を出るとき、雨はあっという間に強くなった。
車の中に居さえすれば無害だから、粛々と神宮に向かうだけだった。
雨はすぐやみ、いつもの土日の遠路をたどっていった。到着したときに見る神宮の青空は、いつでも清々しい。
雨は、やんでいます!GO GO SWALLOWS! pic.twitter.com/5DclZ4N4l1
— あぼかど (@au3_plum) September 6, 2020
私は、雨に打たれるのが苦痛じゃない。ともだちには「欧米かっ」といつも言われる。両手が塞がるのが嫌なのだと思う。傘を開く球団のファンのくせに、少しのことでは傘も差さず、カメラを守りながら自分は雨に打たれることも多い。
それでも!5回裏の攻撃が終了したところで降り出した雨には、さすがに緑合羽を羽織った。合羽の中で、Nikonを抱える。途端に、神宮の神様がバケツをひっくり返した。
いや、神様。5回は終了してます。つまりは、このまま降雨コールドになった場合、ヤクルトは0-1で負けるのですが。
延期に次ぐ延期で、ようやく漕ぎ着けた6月19日。大雨の中、「これ以上野球を見せないわけにはいかない」という意地を感じる試合続行を思い出す。あの日は、自宅という安全な場所で、雨風をしのぎながら野球を見ていた。うずうずしていた。私が神宮に行ける日はくるのかと、不安と絶望があった。
今、こうして雨に打たれている自分は、贅沢をしているのだ。
「雨の中、よくぞ」。中日ファン友から感謝の声が上がった、本日の神宮花火。
なおみちとたいしも、花火を打ち上げた。勝ったよ。日曜日の勝ちは、2日勝利に浸れる、ヤクルトファンにとって貴重な勝ちなのだ。ライアン!体大切に。ありがとう。
R2.9.6 sun.
S 10-3 D
明治神宮野球場