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いつか、神宮の風景に 内山壮真
驚いた。やはり、すごい子なのだ。
4/6(火)のセ・リーグ公示
— 日本野球機構(NPB) (@npb) April 6, 2021
【出場選手登録】
三好匠(C)
A.スアレス(S)
内山壮真(S)#NPB
内山壮真。一軍登録。
内山壮真は、2020年ドラフト3位で入団した、高卒ルーキーだ。出身は名門、石川・星稜高校。スーパールーキー奥川くんの一個下だ。
内山壮真くんは、「捕手・遊撃手」というポジションでヤクルトに入ってきた。
星稜中学時代にキャッチャーだった内山くん。しかし、星稜高校に進学するとそこには、1学年上のキャッチャー、現讀賣・山瀬慎之助がいた。そこで、ショートへコンバート。山瀬の引退後、再びキャッチャーマスクを被るという経歴を持っていた。
奥川恭伸擁する星稜高校が、夏の甲子園で準優勝に輝いたあのチームで、内山くんは2年生ながら、4番・ショートで出場していた。
まったく知らなかった。この年、星稜高校の対戦相手、大阪・履正社高校の優勝に、ヤクルトファンは沸きに沸いた。ヤクルトには、履正社出身の選手が4人もいる。中でも長男はヤクルトの顔、山田哲人。ヤクルトファンにとって、履正社高校はヤクルトの附属高校と言っていい。笑
しかし、あの名門で、2年生からレギュラー。しかも4番を任されるなんて、よほどの実力者だ。コンバートさせてまで、試合に出したい逸材。
それが分かる場面を、ヤクルトファンはさっそく春季キャンプ中継で目撃することになる。
内山くんは、171cm/71kg。プロ野球選手の中でも、かなり小柄な方だ。しかし、スワローズ二軍キャンプのロングティーで、ガンガン柵越えしている内山くんに驚かされた。
こんなに小さいのに、パワーヒッターなのか。
昭和の小学生だった私の頭に、若松勉が浮かぶ。若松もまた、167cmという小さな体でホームランを打ち続けた、最強の強打者だった。
ヤクルトスカウト陣が目をつけた、彼のバッティング。そこにキャッチャーとしての手腕を見届ける楽しみも加わる。
そんな彼が今日、神宮の風景にいた。
出番はなかった。ヤクルトは負けた。
それでも、内山くんの初昇格に泣いてよろこぶヤクルトファンは、内山壮真が神宮の風景になっていく未来を見つめている。
内山くん!いつ、打つ?
R3.4.6 tue.
S 0-2 C
明治神宮野球場