ガッツポーズを見たくって
たとえば、清水昇。
たとえば、近藤弘樹。
たとえば、高津臣吾。
神宮球場に到着したのは、7時20分。
早足でコンコースを歩く中、廊下にあるモニターの中で、先発・高梨裕稔が交代していました。
6回表、1アウト1・2塁の場面でした。
イライラが、一気に募ります。
速報で、中村悠平と村上宗隆がホームランを打ったことは知っていました。
30分早く始まるナイターで、この時間の到着は、命取りです。
点を取っている分まだマシ、とも言えます。投手戦なら、もっともっと、進行が早いことでしょう。
もしかして、ムーチョが、むねが、たかなっしーが、力強いガッツポーズを見せていたかも知れない。見はぐったガッツポーズを想像するだけで、知らず知らずのうちに、奥歯をかみしめていました。
ガッツポーズを見たくって、野球場にいるということが、どれだけ贅沢なことなのだろうかと、そう思うのです。
R3.4.15 thr.
S 2-1 DB
明治神宮野球場