有原のあの胸板を支えるのは
北海道日本ハムファイターズ・有原航平のメジャー行きが決まった。
有原が描いている野球人生に、MLBは欠かせない舞台だった。昨シーズン終了後の契約更改で、有原はその意思を球団に伝えた。
有原が、移籍する。有原が、北海道からいなくなる。
手放し、見送ることを前提に応援する、有原のあの大きな背中を押すことをする苦しみが、今季のファンを待ち構えていた。
私は、野球選手の背中が好きだ。あの大きな体を動かし、世界最高峰の野球技術を見せる。爽快で、痛快だ。
そして、その大きな体と運動量を支えるには、とにかく食べること!
食べることもまた、スポーツ選手の仕事だ。
有原は、よく食べるそうだ。大食漢の代表格である有原は、元同僚の鍵谷陽平曰く「おなかがいっぱいになったことがない」!!!
有原のあの胸板を見れば、頷けるエピソードだ。
よく食べ、よく動く。まるで子どもに求めるような健康体を有原に見て、つい笑みがこぼれるのだ。
アメリカに渡れば、食文化も変わる。野球が違えば、食事も変わってくるかも知れない。
きっと胃腸は丈夫なのだろうが、今までの日本文化と大きく異なる地で、どう食べていくか。それが有原の実の原動力に直結するのだから、とても重要な問題だ。
移籍先の、テキサス・レンジャーズのあるテキサス州アーリントン市は、日本と同じ温暖湿潤気候だそうだ。郷土料理は、なんとブリトー。アメリカ南部に位置し、メキシコ料理の影響を受けたものだそうだ。
産業の一つに放牧業が上げられ、牛肉消費量も多いとのこと。ステーキ、食べそうだなぁ。笑
メジャーは、有原の望みで、有原の夢。ならば、その夢を一緒に叶えることによろこびを感じればいい。そうすれば、失う痛みはない、はずだ。
ただ心配なのは、なにが有原のあの胸板を支えるのか。
たくさん食べて、たくさん投げて、有原の野球人生が明るいものになりますように。