藤原辰史 (歴史学者) #AVMS 応援メッセージに寄せて From 後藤正文

藤原辰史 (歴史学者)

後藤さんが動くと夢が広がる。この空間、何に使おうか。私なら、この空間で、若い音楽家たちと言葉をめぐってワークショップを開きたい。どんな言葉が、この世界の亀裂を表現できるのか。どんな言葉なら、いまと違った世界を歌えるのか。ともに食べ、ともに作る。若さだけあって権威のない人たちの挑戦をしっかりとうけとめようとするこのプロジェクトを、後藤さんと同い年の私も応援したい。

　藤原さん、応援コメントありがとうございます。

　同世代に目を向けると、40代の投票率がどんな選挙でも低かったりして凹みますが、藤原さんをはじめ、同じような社会的な課題に注目する人たちに出会うと、自分はひとりぼっちではないんだなと安心します。曲がりかけていた背筋も、ピンと伸ばさねばと思い直します。

　一緒にワークショップができたら最高ですね。藤原さんと共に学べる日を思うとワクワクします。何かに対峙することはいつだってタフだと思いますけれど、仲間の存在ははっきりと宝物で、僕が生きるためのエナジーでもあります。

　コミュニティーや施設を運営する上での悩みや、問題にもきっと打つかるはずです。今から想像しても仕方ないようなことが起こって、僕は右往左往するのかもしれない。けれども、そうした体験も恩恵だと考えて、人生の後半と呼ぶべき時間を、誰かのために使えたらと思います。

　またいろいろ話したいです。

後藤正文