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Kaoru MITOMAのブライトンに行ってきた話①

初イギリスからのブライトン観戦記



 三笘薫 変幻自在のドリブルで、百戦錬磨のプレミアリーグのディフェンダーたちに大きな衝撃を与え続ける。いまや名実ともに日本を代表するサッカー選手の1人である。
 今回、私は2017年に筑波大学在籍時の三笘選手に天皇杯で被害を被ったアビスパ福岡サポーターを代表し?8月26日、決戦の地イギリスのブライトンへと乗り込んだ。(2017年天皇杯3回戦で当時J2のアビスパ福岡は1-2で三笘らを擁した筑波大学に敗れジャイアントキリングを喫した。2回戦では当時J1のベガルタ仙台を破りJリーグ所属チームに3連勝という記録を残している。)

ブライトンの場所について

 そもそもブライトンとはどのような場所に位置しているのか。
 ブライトンはロンドン中心部から電車で1時間ほどの距離に位置している海岸都市、リゾート都市と称される場所である。これを日本に喩えると湘南海岸のような場所である。湘南の海行った事ないから知らんけど。 

google mapより引用

そんなロンドンからブライトンに向かうには、バスと電車の2種類の公共交通機関が利用できる。しかしコストと時間を考えると電車がbetterなchoiceである。(ルー大柴) 電車だと3つの路線があるが、観光名所の一つであるロンドンブリッジからだとThemeslinkが大体30分間隔で運行している。 この電車は終電がブライトンであり、12両編成の電車のため、降りる場所に迷う必要がない上、かなりの高確率で普通車でも座席を確保できる。ちなみに1~2両目はfirst classなので少し料金は割高である。お金を払ってでも確実に座りたい、テーブル席が良いという人にはおすすめの席となっている。

イギリスの電車。このフォルムと小綺麗さは新型の電車だろうか

海外旅行あるある:想定外の出来事

 そんな海辺のリゾート地ブライトンへと電車で私は向かうことになったのだが、ここで予期せぬアクシデントに見舞われる。
なんと、この日8月26日は国鉄によるストライキが予定されており、電車の大幅な遅れや運休が前もって予想されていたのだ。
そのため、夕方5時の試合開始に合わせてブライトンへと向かう予定だった私のプランは儚くも崩れ落ちることとなった。
こうなったら予定を変更し、いち早くブライトンへと向かう必要がある。時刻は午後2時30分。私はまだビックベンの中にいる。壮大な議事堂見学を早々に済ませ、出口で3ポンド(約570円)の明らかに質の悪そうな名前入りペンを購入したのち、私は一路ブライトンへと向かった。
地下鉄を利用し10分程度でロンドンブリッジ駅まで戻ることができた。
私は駅の電光掲示板を確認し、ブライトン行きは通常よりも本数を減らしてはいるものの約30分間隔で運行していることを知り、ひとまず安堵した。
その後電車のオンラインチケットを購入したが、15分程度出発まで時間に余裕があった為。駅構内のコンビニでツナサンドとお水を購入し、乗車に備えることにした。

ストライキの日程は前もって利用客に発表されている。
日程が休日に集中しているのは労働者に対する配慮だろうか。

 電車に無事乗車することができた。この電車は途中、ロンドンガドウィック空港を経由するため、スーツケースなどの大きめの荷物を持つ日本人や中国人らしき人もちらほら見かけた。
そして心なしか、軽装で電車に乗り込む日本人を多く見かけた。みなさん三笘の勇士を見に行かれる同志だろうか。

 電車の出入り口付近で風船を爆発させるという中学生のような幼稚な遊びで盛り上がる酔っ払い達を眺めながら、ツナサンドを頬張っていたら40分程度でほぼ定刻通りブライトンへと到着した。

これで大体270円

 ブライトンに無事到着

 前述のストライキの影響もなく到着したことに安堵したのも束の間、ブライトン駅のホームはスタジアムへ向かうブライトンサポーター、ニューカッスルサポーターで大混雑していた。
それもそのはず、ブライトン駅から最寄駅までのファルマー駅までは、試合当日は無料で乗車することができるらしい。イギリスの電車は、通常12〜16両編成が多いが、それでも積み残しが発生していた。ホームは、ブライトンサポーターの歌声は、駅のホームの雰囲気に躍動感を与えていた。

ブライトン駅のホーム

 私は、警察(なぜホームにまで警察が来て、しかも人員整理をしているのか…)の誘導に従い、ホームの外の景色を見る暇もなくスタジアム行きの電車に乗り込んだ。

ブライトンからスタジアムの最寄り駅まで

 試合当日は電車が無料な上、ブライトンからスタジアムの最寄り駅までの直通運転を行っている。電車走行中にネット上でスタメンが発表されたこともあり、近くのブライトンサポーターの何人かに声をかけられた。私の顔はどう見ても日本人だから声をかけるのは納得できる。三苫さんのブライトンでの影響力を実感したところで電車は無事スタジアムに到着した。
 電車を降り、群衆の向かう方向に従い進むと、見えてきたのはもちろん今回の競技場。
 アメックススタジアムである。

群衆についていくだけなので道に迷う心配はない

 次編はユニフォーム購入と試合観戦についてのレポートとする予定である。(続く)

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