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日系航空会社で(グランドスタッフ・キャビンアテンダント)働く前に知っておいて!

こんにちは、私は日本で生まれて、合衆国で育ち、これまで外資系エアラインでカスタマーエージェントとキャビンアテンダントとして働いてきました。現在、家族の事情によって一時休職をして帰国して(日本)います。日経航空会社で一時的に働いた感想、、、愚痴みたいになってしまうかもしれないですが、通りすがりの世間話と思って読んでくれたら嬉しいです。

家族の事情といっても私自身に問題はないので、帰国中の間、生まれて初めて、数ヶ月の間、日本で働くことにしました。なにをするといっても、航空業界でしか働いたことしかない私、どこの国にいっても仕事はもちろん航空業界で働こうと思っていました!笑

コロナ禍で、大ダメージを受けた航空業界、しかしながら、航空会社経験者である私をある日系航空会社は雇用してくださいました。最初は、航空業界に戻れる喜びと、日本で働くという事にワクワクしていました。

しかし、現実は、、、、、航空業界が嫌いになりそうでした。

私の今までの航空業界での仕事は中東系エアラインでのカスタマーエージェントそして現在休職中の米国メジャーエアラインでのキャビンアテンダントをやってきました。これまで難しいお客様の接客等で良い日といえない時もありましたが、仕事は大好きでやりがいを感じていました。しかしながら、日系航空会社での仕事は、こんなにも仕事にパッションを感じない業務をしたのは初めてというほど、単純に働いていて楽しくない、、、というか辞めたくて仕方ないという思いで毎日働いていていました。(正気で)

私が最初に思ったのが、日系航空会社で働いている人は仕事・会社を愛せているのであろうか?
私自身、仕事をしていて大切なのは3つのP(プロフェッショナリズム、パッション、パルピテーション)を仕事に持つことだと思っています。しかし、働いているなかで3つのうち1つとして見出すことはありませんでした。

お客様のためにサービスを提供するというのはどの国の会社であろうと、どのホスピタリティ業界で働く上で当たり前のことだと思いますが、私が日系航空会社で働く中で受けた印象は、お客様の言いなりになってなんでも『かしこまりました』と、奴隷になっている様子でした。サービス文化の違いとはいえ、本当にこれは文化なのでしょうか笑 私はそれ以上に感じたのは、仕事に対するプライドは持っているのでしょうか?サービスとスレイバリーのバウンダリーがないように感じました。(サービスが良いからといって利益が上がるわけでは無いことは、世界の航空会社と比べたらわかりますよね!)
業務はなにもかも、上司に報告/確認、、、自己処理能力は求められない、自分という存在というより会社の下僕の一部といった感覚で働かされてるといった感じです。

お客様の印象も想像とかなり違いました。
シャイなお客様が多いのでしょうか、挨拶は基本無視されます笑 対応をしても、なにするにしても、滅多に"ありがとう"の5文字を言われることはありませんでした。
それよりも、日本では未だに飛行機で移動するというのは高貴な事なのでしょう、すごく身なり共にパーティにでもいらしたのですか?というような方がたくさんいらっしゃいます。電車で移動するのとは何が違うのか、、、自信を過剰にをもってご搭乗する高飛車様が‥笑
たくさん驚かされました!良い経験です!

そういったサービスを提供しているストレスなのでしょうか、各カウンターで責任者的役割を果たす人(比較的年齢の高い人や経験年数が長い人)は難しいお客様を対応した後の態度は本当にひどかったです。八つ当たりのような口調でいろいろ指示してきますし、普通に業務をしててもなにかとイチャモンをつけてきます。(キャパシティー小さすぎ)それでなくても、勤務中であれ、時間があれば悪口、悪口、悪口、悪口、悪口。プライベートや趣味の話は全くと言ってよいほど、同僚、先輩、後輩、お客様の悪口が飛び交っています。仲良い同僚と一緒になれば、休憩室は毒吐き場といったところでしょうか笑 年齢が上の人はなんでもありという感じでした、私がとても不思議に思ったのが、年齢が上の人がカウンターで世間話をしていても誰一人として注意はしないのですが、若い人が全く同じ事やっているとすごくキツイ言い方で注意して、嫌みの様な事言われている同僚もいましたし、そういう意味では最悪の職場環境でした。年齢的差別が本当にひどいです。
かなりのストレス職場というより、仕事をしていてパルピテーションを感じる瞬間がほとんどないんでしょうね。
日経航空会社で長く働く人がいないのが実感できました。
長く働いていても結局はそういう環境で働いて来たので俗にいう"オツボネ"になってしまうんでしょう笑

なので、航空会社ブランドにあこがれて入社するのは、本当にやめておいたほうがいいです。(少し時代遅れ)

これから、日系航空会社を目指している人に伝えたいメッセージは、外国語を習得して外資系航空会社で働いた方が仕事が面白いと思えるし、航空会社で働いているというプライドが持てます!!信じてください!

外資系航空会社に入りたいけど、外国語ができないからと諦めないでください。よく日本の航空会社はサービスが良くて好評と聞くかもしれませんが、それはただのイメージです、本当に。(ただの奴隷エアライン)

外資系航空会社で働くからといって外国語を完璧に習得する必要はありません、基本的レベルの習得と、航空会社で働く分のスキルがあれば仕事をする上でまったく問題ないですし、むしろ日本語を使える上に外国語を知っているあなたは会社からしたら強みになります!
日系航空会社で働いていても、外国人のほとんどのお客様はなんとなく日本語を話せますよね?
その程度のやり取りが基本外国語でできれば問題ないです。

これから、日系航空会社に入るためにテンプレートのようなセリフを覚える努力をして、思ってもいないような綺麗事を面接で言うより(日系航空会社そういうの聞くの大好き笑)、外国語を少しでも習得して、外資系航空会社で働いて、自分の本当に好きな仕事をしている、ダイバーシティあふれる環境で居る、そんな自分の方が、職場のストレスから止めることのできない悪口をいっている自分より、素敵だと思いませんか?

(お金の話をすると、もちろん外資系航空会社の方がしっかり休みをくれる、自由で、ずっと直立してお客様を待ち続けるみたいなこともない上にはるかにお給料は高いです。社員用(家族・友人含めて)に無料航空券を配布してくれる会社も多数です)

私は合衆国で育って、すこし違う観点を持っているのかもしれませんが、率直に日系航空会社で働くということは仕事を好きになれない、やりがいを感じない上に、お客様のみならず周りの社員にも(特に年齢が高い人)接客しなければならない、めんどくさい環境であると言えます。

長くなりましたが
簡単にまとめると、

外資系航空会社→"働いてる"
日系航空会社→"働かされている"(モチベーションをなくし、自分を見失って辞める)

もう一度言わせてください、航空業界を目指しているのなら!!!

"外国語を習得して、外資系航空会社で働いた方が、絶対に幸せに仕事ができます."

私は数ヶ月しか日系航空会社で働いていませんが、本当に地獄のような日々でした。日本にうつ病や自ら命を経つ人が多い理由がなんとなく分かる気がします。いろんな意味で、この国も考え方や働き方が変わると良いですね。
私は7月から合衆国でキャビンアテンダント復帰です、本当に待ち遠しかったです。
約1年弱、日本に来て異文化体験ができて良かったです!

日系航空会社を目指している方、今現在働いている方、もう一度考え直して見てはいかがでしょうか?

米国系航空会社・特に中東系航空会社は英語以外に外国語を話せる人は大歓迎ですよ☆

あとがき
日系航空会社で働いていてめんどくさいと思った事、3つ。


1 .バゲージをコンベヤに乗せる向きや方法がいろいろ無意味で筋の通らないルールがいろいろ決まっていたこと。

2.お客様が持ってきたフラジャイルバゲージをなぜか、航空会社が梱包してたこと。

3.年功序列すぎて、スキルがある人が上に行けないこと。(あと、おつぼねみたいなのがいまだにはたらいていること)

それでは、キャビンでお目にかかれば~

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