読みと巡り合わせ
こんにちは!
ミスター600mm!!
ヒコーキの世界を超望遠で切り撮る航空写真家
深澤明です。
先日宮古へ入った時に搭乗していたJTA機の機窓から撮った写真です。
日没後でしたが、手前に宮古島の全景、奥に伊良部島と下地島を望むことができました。
宮古空港のRWY04へのアプローチ中で、最終的に右旋回して宮古空港のファイナルへ行きます。
そしてこの日、東京からダイレクトで飛んできたANAの787は、伊良部島側を飛んで左旋回をして宮古空港のファイナルへ向かいました。
違い日はこの全く逆。
ANA機が右旋回で、JTA機が左旋回で宮古空港のRWY04に着陸しました。
つまり、「宮古島の全景が機窓から撮りたいな」と思っても、そもそもRWY22へストレートインしたら撮れないですし、運良くRWY04へのアプローチだったとしても、どちらからアプローチするかで、右席で見えるか、左席で見えるかわからないのです。
「鉄道みたいに線路の上を走るわけではないから、日々違いますよね」と撮影でご一緒していた方とも話をしていたのですが、乗っている場合も、空港周辺で待ち構えている場合も、読んでポイントを選び、レンズ選択をしていても、結局は巡り合わせの連続が写真なんだなと改めて思った次第です。
故前田真三氏の「出逢いの瞬間」とは、まさに写真のど真ん中を射抜く表現だなと常々感じながらカメラを構えています。
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