冬の季節は1週間ぐらい合宿を張りたいぐらい、早朝から夕暮れまで示唆に富んだ情景や光景が繰り広げられています。誰の前にも。
写真の面白さは、時間と場所を共有していたのに、見ている世界、感じている光、表現したいものが違っていることでしょう。
カメラの違いもあれば、レンズ選択の違い、それに撮影や現像、トーン調整のスキルやセンスによっても違いがありますが、最終的には「その人」の感受性や思考性、芸術性に依存しているわけです。
さらには「羽田空港はもう飽きた」。「撮り尽くした」。という状態の方もいれば、飽きずにほぼ毎週のように通っていらっしゃる方もおられます。
何を隠そうワタクシも羽田空港の魅力にどっぷりとハマっている人間でして、決して飽きることのない空港として通い続けております。
四季があるのが日本の良さであり、その時々の狙いどころ、惹きつけてやまないところがあるのですが、「光を読む」というテーマで挑むならば、冬の季節が最適ではないかと考えている次第です。
早朝から夕暮れ時まで刻々と変わる光の角度や強さ。それらを見極め、感じ、そして形にする。このプロセスを比較的短時間で体感できます。そのおかげで日の出から日没までを展望デッキで迎えられることが大きい。
誰でも行くことができて、誰でも撮ることができる環境で、暗から明、そして暗へ。そこを追求することができる。
そういった理由から、「光を読む」には、冬が最適と考えています。
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