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クラブツーリズム「ヒコーキのある美しい風景 春めく成田空港撮影めぐり」 御礼

皆さまこんにちは!
ミスター600mm!!
当初は傘マークがついていたツアー実施日でしたが、なんとか天気がもってくれてほっとしている航空写真家の深澤明です。

2024年3月24日に、クラブツーリズム 写真撮影の旅「ヒコーキのある美しい風景 春めく成田空港撮影めぐり」にご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

先の「羽田空港スポットめぐり」や「撮影付き現像講座」に続いてご参加いただきました方々もいらっしゃいました。

また新たにご参加いただいた方々もとても積極的に耳を傾けていただいたり、熱心に質問してくださったり、充実したツアーにしてくださり心から感謝いたします。

満席のご予約をいただき、写真講師としても嬉しかったです。

そもそも成田空港の外周ポイントは車がないとなかなか行くことができない点では、羽田空港の外周ポイントよりはハードルが高い側面がございます。

『この場所に来れただけでもよかった!』
『いつも羽田空港ばかりでしたが、成田空港はバラエティーに富んだエアラインが飛び交っていて楽しいですね!』

という参加者からの声は嬉しい限り。

なかなか車で行くにしても「自分一人ではレンタカーを借りてまではなかなか億劫で」という方にはもってこいの企画をご用意しましたが、開始早々から「企画して良かったなぁ」と実感した次第です。

さて、撮影ツアーは12:00に成田空港の第1ターミナルにご集合いただき、貸切バスで出発!

まずは十余三 東雲の丘へ行きました。午後の十余三 東雲の丘は人で溢れかっていることも多い週末。

「あまり一斉に押し寄せますとかなり警戒され、迷惑もかけますのでそろりそろりと前面のフェンス際まで行きましょう!」

とバスでアナウンスしていましたが、思いのほか撮影されている方々が少なくて、正直ホッといたしました。やや曇天気味で良かったかなと思いました。

この日の成田空港は開港時間からずっと南風運用でした。ということは十余三 東雲の丘ではB滑走路(RWY16L)へ着陸するヒコーキがバンバン飛んできます。

(こういうときは着陸機がBランに集約傾向担っているのは助かるなぁ)

3分おきぐらいに次々と着陸してくるヒコーキに向かって夢中になってレンズを向ける参加者の皆さん。

「シャッタースピードを1/100秒ですとか1/60秒にしてやや背景を流しましょう!」とさりげなく撮影のテーマを設定しました。

防音壁があるおかげで一瞬気鋭が見えなくなることで、突然現れるヒコーキをシュートするというややゲーム感覚も味わっていただきながら撮影を楽しんでいただきました。

「これ、どうですか?」
「これで背景流れていますか?」

とカメラモニターを見せてくださる皆さま。

「もう少し下の地面を入れたほうがバランスが良さそうですね」
「お!いい感じ!!では次は1/30秒で!」

などワタクシはワタクシで思うがままにコメントを連発していました。

【十余三 東雲の丘】シャッタースピードをやや遅くするだけで動感も出ます
(240mm相当 1/60 f10 ISO64)
【十余三 東雲の丘】残念なのは電柱と電線が撮影アングルを限定している点ですが
それもこのポイントの個性 (220mm相当 1/30 f16 ISO64)

次に向かったのは、空の駅 風和里 ふわり の前にあるグリーンポート エコ・アグリパークの菜の花ポイントです。

この撮影ツアーの目玉!!!
満開の菜の花で春を感じていただきつつ、大型機のファイナルアプローチ機を思いっきり撮影していただこう〜〜〜!

、、、、、、、、、、。

きゃ〜〜〜〜〜!
南風運用では離陸機が
はるかはるかはるか上空を通過するだけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

もうね、こればかりはそれこそ風まかせですから、仕方ないのですが、北風を呼べなかった講師である深澤の責任であります、、、笑。

それでも参加された皆さま、やや発育不足部分が目立つ今年の菜の花ではありますが、その見事な咲っぷりに

「ここへ来れただけでも良かったですって!!」

との優しいお言葉!!

いつもこうして参加される皆さまの優しさに支えていただいている深澤でございます。

皆さま菜の花を撮影されたり、空の駅で軽食を購入されて休憩されたりと思い思いに過ごしていただきました。

ワタクシは、なんとかこの1枚を撮影しました。


【空の駅 風和里 ふわり】テーマは小動物の目線
(14mm相当 1/200 f8 ISO200)

この撮影ツアーの2日前には次のような写真が撮れていたので、皆さまにもこの状況を体験していただきたかったです。

【空の駅 風和里 ふわり】撮影開催の前々日は青空の北風運用で視程もバッチリでした
(42mm相当 1/1000 f8 ISO320)

次に向かったのはさくらの丘です。

このあたりのさくらのつぼみもまだまだ固いです。

曇天の離陸機をソラ抜けで撮っていただいておりましたが、参加者の方から

「ANAのFLYING HONUは今日は撮れないんですか??」

の一言が。

そうなんです。本来ならば菜の花のポイントのANA FLYING HONU を撮っていただければと思っていた企画でしたから、当初の行程ではANA FLYING HONUが飛んでいるところを目撃すらできない状況でした。

そこで!

添乗員の方に、行程にはなかったさくらの山への移動を提案。

クラブツーリズムの担当の許可を得て、バス会社からのGOサインも得てさくらの山へ。

しかしながら、さくらの山のバス駐車場の許可は事前に得ていませんので、さくらの山の近くでバスから降車。バスは事前に決めていた退避場所へ回送。

ANA FLYING HONU到着の15分前にはさくらの山へ辿り着くことができました。

週末とあって大賑わいのさくらの山。

そこへ悠然と飛んできたANA FLYING HONU 3号機のラーちゃん。

「ANA FLYING HONUを初めてこの目で見ることができました!!」
「これで満足度爆上がりです!!」

と参加された皆さまの大変喜んでいただけました。

急遽申し出はワタクシの提案をあちこち電話して調整してくださった添乗員の中野さん!ありがとうございました!!

【さくらの山】SILKwayのB44Fの離陸シーンにも遭遇することができました
(320mm相当 1/320 f8 ISO640)
【さくらの山】ラーちゃんに会えて皆さんに喜んでいただけて良かったです
(100mm相当 1/250 f8 ISO640)

そして、最後は日没までたっぷりとひこうきの丘へ。

だんだんと暗くなっていく中で、カメラの設定やノイズ、ホワイトバランスなど、一方的にワタクシからお教えするというよりも、皆さまの設定もお聞きしながらワタクシもそれを取り入れてみたりと、有意義な時間を過ごすことができました。

【ひこうきの丘】どん曇りのなかにある微かな濃淡を生かし
ホワイトバランスを変えて絵作りを楽しむ (400mm相当 1/80 f8 ISO4000)
【ひこうきの丘】あまり無理に明るくしすぎないように雰囲気を大事に!
という話はしました (180mm相当 1/50 f8 ISO2500)
【ひこうきの丘】撮影ツアー終了間際、とつぜん逆ラン(RWY34L)で突っ込んできたANAの787。広州へ向かったが富士山を超えたあたりからATBした
(83mm相当 1/25 f5.6 ISO6400)

19時前に成田空港第1ターミナルへ皆さまをお送りしまして、成田空港での撮影ツアーが無事終了いたしました。

関東近郊だけでなく、新潟や三重、山口などからご参加くださり本当にありがとうございました。

半日ではありましたが、成田空港での撮影を楽しんでいただけたのではないかと思います。

またおひとりや仲間たちと訪れる際の構想に役立っていただければ幸いです。

また菜の花の季節にやりたいなと思います。

そして「是非とも雪レフ体験ツアーも!!」というリクエストまで頂いちゃいました。

これからも思わず行きたくてたまらなくなる撮影ツアーを造成してまいりますので、クラブツーリズムの写真撮影の旅 飛行機撮影をよろしくお願いいたします。

改めまして、今回のツアーへご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。




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