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ロコンジェットは北海道がよく似合う
皆さまこんにちは!
ミスター600mm!!
ロコンジェットのスターボードサイドは特に、北海道の景色に映えるなぁと痛感している航空写真家の深澤明です。
新千歳空港の有名撮影ポイント「生コン」へ行きましたが、すっかり雪もなくなりつつありますね。春近しでございます。
朝の陽の光はとても綺麗で、山々の質感もよくわかる中、ロコンジェットが羽田へ向けて出発していきました。
北風運用でしたのでRWY01Lから離陸していきます。
機体デザインは進行方向右側の、スターボードサイド側が見える位置関係で立っていましたので、黄色基調の機体が北海道らしい雄大な景色に映えています。
さて、JALが国内線のボーイング767-300ERの後継機として、エアバスA321neoを選択しましたね。
1年半ほど前、ハンブルグのエアバス工場へジェットスターさんの取材で行かせていただいたとき、ランチをいただきながらエアバスのマーケティング担当の方と少しお話をさせていただいたのですが、その時
「JALの国内線用のボーイング767の後継機は何が良いと思いますか?」
と質問したところ
「それは、エアバスA321neoしか選択肢がないだろう」
と自信満々に答えてくれました。
ボーイング787ではサイズが大きすぎる。それに、今後の日本の人口減少なそのほかの理由を鑑みても、サイズダウンではあるけれども、エアバスA321neoで十分だし、我々にはその選択をしてもらえる自信がある」
と言い切っておりました。
先のJALの会見では、上記のような話(選定理由の部分)も出ていましたので、すでに話がつきつつあったか、それに関する交渉は着々とされていたのでしょう。
国内線のボーイング777の後継機に関しても、エアバスはA350-900の売り込みに成功していますし、バックアップ体制も含めてその営業力は相当しっかりした基盤に立っているのだと推測できます。
小型機から大型機までのラインナップも、エアライン側の必要条件を満たす確固たるものが揃っており、理屈の上でもエアライン側を納得させるだけの体制と力をハンブルグでも大いに感じました。
その点では、ボーイングの工場へも行ってみたいし、話も聞いてみたくなります。
ちなみに、JALの国際線のボーイング767-300ERの後継機はボーイング787-9型機という位置付けで良いかと思います。
さらに国際線仕様のエアバスA350-900型機を20機発注したのは楽しみですね。
成田空港でもバンバンJALのエアバスA350-900型機が飛び交うわけですからね。
ところで、そこで気になるのがANAグループのボーイング767-300ERの後継機です。
おそらく787でカバーしつつ、同じようにすでに導入しているエアバスA321neoで需要に合わせて展開して行くのでしょう。
「ボーイング767は日本にとってちょうど良いサイズ」
とはJALやANAの双方から耳にしたセリフです。
その〝ちょうど良い〟は日本の事情にはマッチしていたものの、世界規模のマーケットではどうだったか。
その後に、767Xが開発されなかったことを鑑みれば、あまり必要とされないサイズ感だったのかもしれません。
そう、このロコンジェットも、いつまでこの塗装で飛ぶのかはわかりませんが、AIRDOに関してはボーイング737-700型機が737-800型機へと変わっていくのか。ボーイング767が787になったら、それぞれサイズアップではありますが、我々外部の人間からすると、ちょっとテンションが上がりますよね。
そろそろ、そういう時期にきているよなと内心ワクワクしています。
それにしても、ロコンジェットは北海道でこそ、撮るべき機体ですね。