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露出の勉強のような写真
皆さまこんにちは!
ミスター600mm!!
相変わらず機窓にかぶりつきの航空写真家、深澤明です。
「ななさんなながいっぱいだ〜」
と思って撮ったこの写真。
よく見ると写っている8機とも見事に「ななさんなな」、ボーイング737-800型機です。
737-800型機は地方空港などでも普通に見ることができますが、ここまで揃うのはやはり羽田空港ならではだなと思います。
単に「ななさんなながいっぱいだ〜」と何気なく撮った写真ですが、違う見方をすれば、露出の勉強のような写真だなと後から気がつきました。
一番右にいるJAL機に露出を合わせてカメラの設定を決めましたが、中央部分のスカイマーク2機がそれぞれ角度違いによる露出差を顕著に表しており、プッシュバック中のJAL機が一番暗く写っています。
まさに、太陽の光の芯がどこに当たっており、そこから角度がズレることによる露出差見本のように見えるのです。
くどいことを書けば、この画角でプッシュバックしてる右から4機目の機体を適正露出で撮ろうとすれば、一番手前のJAL機の白色は明るくなりすぎてぶっ飛んでしまうことを意味しています。
写真とは常にこの明暗差を意識して、どこを適正露出にしてその明暗差を表現するか。
それをカメラ任せにする(オート)か、自分で決めるか(マニュアル)。
その連続です。