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定年前夜、自家製炙りチャーシューと味付け卵が沁みわたる。
ダンナのザビ男が、この春に定年を迎えることになりました。
いまどきのご時世で、本当は定年が1年伸びたのですが、「どうしても辞めたい」と言ってきかず、延長しないままリタイヤすることになりました。
ややこしい仕事をしていることはわかっていたので、仕事をやめることについては全く異論はありません。ただ、週末の1日すら家でじっとできず、外出を禁じられたコロナ禍は廃人のようになっていたザビ男です。どこかに働きに行ったほうが、心もカラダもラクだということはわかりきっているのですが、「とにかくリセットしたい」の一点張りで先のことを決めようとしないのです。
だから、リセットすればいいんだって。誰も止めてないんだって。
このごろは定年の話を振ると機嫌が悪くなるので、どうしたもんかと悩んでおります。まあ、実際に定年して毎日何もやることがなくなって、お金もなくなってみないとわからんもんなのかね。ひとまず静観しつつ、定年にまつわる小さなストレスを黙らせる日々でございます。
世の中の奥様方、ダンナの定年問題、どうやって乗り切りましたか?誰か教えてほしい~。
そんなザビ男は最近、以前にも増してキッチンにいる時間が長くなっています。料理して心が落ち着くのなら、いくらでも料理すればいいさ。全て受け入れてやんよという心持ちで、目の前の皿に喰らいつく日々であります。
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節分の日は、ラーメンと太巻き。ブタのモモ肉で作った自家製チャーシューを、炙ってたっぷり投入。百均で手に入れたアイテムで簡単に作れることがわかった味付け卵は、前夜のうちに仕込んで。スープはできあいのものにいりこだしを加えるのが、最近のザビ男の流行りです。
恵方巻は食いきれないのでザビママと半分こにして、さらに小分けにして食べました。何も無言で1本食べなくても、おいしいものをおいしい分だけ食べればよいではないか。
ザビママはほとんど料理しなくなってきたので、最近はほぼ毎日、料理やお惣菜を差し入れしています。でもシマ島では伴侶をなくしたお年寄りに、おかずを差し入れする風習があって、毎日誰かしらがとっかえひっかえ差し入れにやってきます。
その差し入れというのが、やれ高級魚だの和牛だの、限定品の高級パンだのと毎回ものすごいゴージャス。島のおばちゃんたちは、いったいどうやって入手しているのか。ともあれ結果的にその差し入れがザビママから我が家に差し入れられ、差し入れより「差し入れ返し」のほうが豪華という状態になっております。
2024年2月初旬。早くもダイエットはあきらめました。
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