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◇ 念願のIreland

 いつか訪れたい国は人夫々に憧れや実質的目的で在る。実際、希望通りに中々訪れることが出来ない方がいらっしゃる中、こうして一年に一国ずつ訪ねられる経済的状況を感謝している。
 私の中で比較させてもらうには大変烏滸がましいが、登山家山野井夫妻が「名誉欲でも山頂コレクターでもない、8000mへの拘りでもなく、求めるのはその山に『美しいライン』が引けるのか、その山は登るにふさわしい美しさがあるのか、で頂上を目指す」おっしゃった言葉がある。生涯での訪問国数など全く興味が無くあくまでも自身の興味を確認するための訪問だ。
 私の中では数回に分けて、可能なら季節を変えて訪問したい国がアイルランドとイタリアだった。そろそろ第一回目訪問でよくはないかと、私判断。
 パートナーは国際免許の期限がまだ残っているのを活用したくて同じ左側通行の国アイルランド行きに同意してくれた。

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 コペンハーゲンを経由して海を渡る頃からアイルランドに近づく程雲が増えていく。到着のDublin空港は雨の出迎えだった。約14日間の旅行日程の内2/3が雨と曇りでガイドブックに見る青空はどこ?の世界。
 先ずはレンタカー予約をこなさなくてはならない。どんなに同じ左側通行だとしても長閑なハワイとは違うことを考慮してヨーロッパタイプのコンパクトカーを択ぶが、感想としては運転に自信がある方はやはりもう少し大きな車の方が行動し易い。ナビは中国語まで用意があるのに対して日本語対応はなく英語版を利用することにした。このナビ音声とロータリーに慣れることから徐々に旅行が始まる。
 実際は車のナビだけでは不安な為、iPadで同時に現在地確認をした。事前に交通標識も確認はしていたが運転しながら英語ナビと標識確認までも運転に加わる余裕が彼にはない為助手席の私が車のナビに耳を傾け、iPadで念の為の確認をし、標識を読み伝える担当。相変わらず二人で一人の個人旅行風景である。

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