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◇Dublin散策Ⅴ
日本仕様ではないポスターや宣伝を生で見られる機会は限られている為、映画好きの私は旅行先で見る映画館の様子にも興味がある。
同じ季節であっても作品が同時公開になるものはハリウッド映画の一部。
日本ではまだ予告にも上がらない作品案内を見ることも当然起こる。これは旅行先へ向かう機内映画でも同様で苦手な英語を必死で聞きながら一足先に鑑賞する。
リーアム・ニーソンは北アイルランド出身ではあるが、Dublinにあるアビー・シアターの一員になり舞台俳優からキャリアをスタートさせている俳優。
この日の散策で印象的だったことは食事中に起こる。
レストランで何故か視線を感じてしまい戸惑っていた。お断りするが、決して私は自意識高めではない。私たちが案内されたテーブルは店内奥、視線の先にはそう選択肢は多くない。
テンプル・バーでもそう派手はではなく地元の方々が入りそうなこじんまりとしているレストランを択んだ。実際店内に入ってみるとワンフロアでスタッフは家族経営の様子。
何度か見られている、を繰り返した後に私からは後ろ姿で分からなかった女性が席を立ち私たちのテーブルへいらした。
「夫が日本語を話している人が居る、と教えてくれました。」
懐かしい日本語です、と話し始められたのはアイルランド人の方と結婚されこちらで生活をしている日本女性だった。
ちらちらと視線が来たのは、妻が話す同じ日本語を先に聞き取ったパートナーが気になってのことと分かる。
ハンガリーでも「日本人の方ですよね?」と話しかけれたことがある、ローマでも。海外に住むことになった方々にとって現地で母国語(日本語)を耳にすることは、郷愁を呼ぶのだろう。