Avan

世界中のロックやメタルと名のつくものを片っ端から聴き漁る旅のしおりです。 無心にレビューを書き散らします。 頸椎に気をつけながら一緒に頭を振りましょう。

Avan

世界中のロックやメタルと名のつくものを片っ端から聴き漁る旅のしおりです。 無心にレビューを書き散らします。 頸椎に気をつけながら一緒に頭を振りましょう。

マガジン

  • Finland

  • Australia

  • U.S.

  • Sweden

  • Europe

最近の記事

Brymir『Voices in the sky』(2022)

フィンランド発 シンフォニック/メロディックデスメタルバンドBrymir(ブリュミル)。 2006年に、Viktor Gullichsen(Vo)、Joona Björkroth(Gt)、Sean Haslam(Gt)を中心に結成されたLai Lai Heiというグループを元に活動をスタート。 コンペティションで優勝するなどすぐにその実力の頭角を表すと、メジャーデビューを目指し、バンド名をBrymirに変更して、本格的に活動することとなった。 結成時のメンバーは、Vikto

    • The Gloom In The Corner『From Heaven To Hell』(2022)

      オーストラリアの新星メタルコアバンドThe Gloom In The Corner。 最近ディグっていて発見したバンド。 2016年にメルボルンにて結成。 現在のメンバーはVo:Mikey Arthur、Gt: Matt Stevens、Martin Wood、Ba:Paul Musolino、Dr:Nic Harberleというラインナップだが、当初はGtにJaya Wirawan、BaはMichael Vallerantだった。 音源を最初に聞いた第一印象は、Emmu

      • Crown the Empire『The Fallout』(2012)

        アメリカ テキサスにて結成されたメタルコアバンドCROWN THE EMPIRE。 Colleyville Heritage高校時代の友達だったギターのBrandon HooverとキーボードAustinがヴォーカルのAndrew "Andy Leo" Rockhold、ギターのHayden Tree達を誘い結成。 バンドのコンセプトは、『どのバンドよりもヘヴィに、かつ壮大に、かつポップに』という、メタルバンドの理想を全部乗せした欲張りなもの。 2011年に自主EP『L

        • Hypocrisy『The Arrival』(2004)

          スウェーデンLudvika発のスラッシュデスメタル、メロディックデスメタルバンド。 活動は30年以上に及び、ラインナップを変更しながらもスタジオアルバム17枚、EPやライブアルバムをあわせると30枚近くコンスタントに音源をリリースしている多作なバンドとしても有名。 初期は、至って一般的なデスメタルを演奏するバンドであったが、1990年代後半からは、叙情メロディを取り入れ、立派なメロデスメタルバンドに変貌。 第一次スウェディッシュメロデスブームを支えるバンドの一つである。

        マガジン

        • Finland
          14本
        • Australia
          12本
        • U.S.
          32本
        • Sweden
          15本
        • Europe
          2本
        • Japan
          3本

        記事

          Breakdown of Sanity『Coexistence』(2016)

          スイスはBernで結成されたメロデス/メタルコアバンド。 2007年、後にバンドの中心人物となるギタリストのOliver Stingelが当時所属していたParanoiaというバンドをベースのCésar Goninを伴って脱退し、同じくNerphというバンドを脱退したCarlo Knöpfelを誘って結成した。 すぐにドラムのThomas Rindlisbacher(すぐにChristoph Gygaxに交代)と、リズムギターのSandro Keuseをリクルートすると、バ

          Breakdown of Sanity『Coexistence』(2016)

          CROSSFAITH『The Dream, The Space』(2011)

          日本が誇るエレクトロニック・ハードコアバンドCROSSFAITH。 2006年に前身となるバンドをスタートさせ、幾度かのメンバーチェンジの末、5人編成となる。 2009年にメンバーの平均年齢が19歳にも関わらず1stアルバム『The Artificial theory for the Dramatic Beauty』をZESTONE RECORDSよりリリースし、メタルコア、エレクトロニカ、メロデスなどを融合したそのサウンドが話題となり、「LOUD PARK 09」への出演

          CROSSFAITH『The Dream, The Space』(2011)

          Periphery 『PeripheryIII:Select Difficulty』(2016)

          アメリカ合衆国出身のプログレッシブ・メタル・バンド。 言わずと知れた「Djent」という言葉を一般的に広めたMisha Mansoorが中心となって結成されたバンドである。 2005年、当初Misha MansoorはMeshuggahのフォーラムや様々なポータルで音源をアップし、ネット上で知名度を得ていたいわゆる「インターネットミュージシャン」だった。 当時からBulbというハンドルネームを使用し、それが現在のアーティストネームにもなっている。 2008年よりバンド活動

          Periphery 『PeripheryIII:Select Difficulty』(2016)

          Funeral for a Friend『Hours』(2005)

          ウェールズで結成された5人組ポスト・ハードコアバンド。 2001年、前任VoのMichael Daviesが脱退し、後任を探していたギターのMatthew EvansとドラムのJohnny PhillipsがMatt Davies (後にDavies-Kreyeに改名)に新Voとして加入するよう声を掛け、加入。 デビュー時のバンドの形が固まる。 アメリカのバンド、Planes Mistaken for Starsの同名曲から取ったバンド名Funeral for a Fri

          Funeral for a Friend『Hours』(2005)

          Escape the fate『Ungrateful』(2013)

          アメリカ ラスベガス出身のポストハードコア/スクリーモバンド。 今はFalling in reverseのヴォーカルとしてアメリカのメタルコア界を席巻しているRonnie Radkeを中心として2006年に結成。 Ronnie RadkeはEscape the fateのデビューアルバム『Dying Is Your Latest Fashion』をリリースした2006年に、殺人事件に関わったとして収監されるというショッキングな事件を起こしてしまい、バンドをクビに。 代わ

          Escape the fate『Ungrateful』(2013)

          GOJIRA『L'Enfant Sauvage』(2012)

          フランスは Ondres出身のヘヴィメタル・バンド。 先日のパリ・オリンピックの開会式での衝撃的なパフォーマンスで世界中の度肝を抜いた事は記憶に新しい。 Joe Duplantier(Vo/Guitar)とMario Duplantier(Drum)の兄弟を中心として、Christian Andreu (Guitar)、 Jean-Michel Labadie (bass)を加えた編成。 当初はGodzillaというスペルだったが、いろんな人に怒られたため、2001年に現

          GOJIRA『L'Enfant Sauvage』(2012)

          Afterglow『Inward』(2024)

          2020年に突如メキシコから現れた新星メタルコアバンド。 声優のユニットの方ではなく、日本の若手メタルコアバンドでもなく、メキシコア(Mexi-core)の方です。 ギターのErikとVoのAlbanoがメキシコシティで出会い、ベースとドラムを加えてバンドを結成したのがちょうどコロナパンデミックの真っ只中。 彼らの最初のライブはStreamingだったという。 彼らの音楽的影響は、Architects, BMTH, ERRA, Northlane, Silent Plan

          Afterglow『Inward』(2024)

          Traveller『Homesick(EP)』(2023)

          ドイツを拠点に活動するメタルコアカルテット。 同名のバンドが世界各国にいるが、その中でおそらく一番最近デビューした若いバンド。 へヴィメタルや映画音楽の要素も入れつつ、エモーショナルなメタルコアチューンを次々と繰り出す新世代メタルコアアクトで、2016年にバンドを結成しデビューEP『Houtglass』をリリースして以来、母国ドイツをはじめとしたヤングジェネレーション層にぶっ刺さりまくり、早くもブレイクの兆しを見せている。 Currentsや、Invent Animate

          Traveller『Homesick(EP)』(2023)

          Remnants of fallen『ALL THE WOUNDED AND BROKEN』(2021)

          韓国発のデスメタルバンド。 80年代、日本でLOUDNESSやANTHEMがデビューし、隆盛を極めていた時代、韓国からはシナウィや白頭山が現れ、また90年代に入るとCrashといったバンドが出現して、メタル大国として一時代を築いていた。 しかし現在はK-POPやHipHopが全盛の時代、そこまでエクストリームミュージックシーンが盛んなわけではないらしく、ちょっと寂しい気持ちもする、ただ、それはメタルバンドRitualityや、このRemnants of fallenのバンドの

          Remnants of fallen『ALL THE WOUNDED AND BROKEN』(2021)

          Hevisaurus『Bändikouluun!』(2019)

          2009年に結成されたフィンランド出身の5人組混成 ヘヴィメタルバンド。 コンセプトは、かわいい恐竜の服に身を纏った子供でも楽しめるメタル、らしい。 正直、レビューしようか迷ったが、曲自体はとてもキャッチーで、しかし決して子供だましではない作りに感動したのと、フィンランドというメタル大国の懐の深さや、本当に子供のために色々考えられて曲やマスタリングやライブ制作がされている事に対しての最大限の尊敬を表したく、ここにレビューさせていただきたい。 ギタリストはムービーでは他の

          Hevisaurus『Bändikouluun!』(2019)

          Within The Ruins『Black Heart』(2020)

          アメリカ マサチューセッツ発のテクデス/プログレメタルコアバンド。 ギターのJoe CocchiとドラムのKevin McGuillを中心に2003年に結成。 2005年に発表されたEP『Driven by Fear』は、楽曲はイェーテボリスタイルを感じる作りだったので好きだったのだが、残念ながらサウンドクリエイションは最悪で、低音がブォーンと滲む聞きづらい音で敬遠せざるをえなかった。 2009年リリースしたデビューアルバム『Creature』ではかなり改善し、音数が多い

          Within The Ruins『Black Heart』(2020)

          NEKOMATA『…And Then, The Abusement Park Left Town』(2023)

          イタリア・ミラノ出身のメロスピ/メタルコア・バンドNEKOMATA。 バンド名は日本の怪談『百怪図巻』などに描かれている猫の妖怪「猫又」から取られている。 パワーメタルバンドSKELETOONの元ギタリストであったANDREA CAPPELLARIと、同じくイタリアのメロディックスピードメタルバンドであるFROZEN CROWNの元ベーシスト、Filippo Zavattariが中心となり、前身バンドの「Kasha(火車)」を結成。 あまり音源をリリースしていないのでなんと

          NEKOMATA『…And Then, The Abusement Park Left Town』(2023)