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奈良というところの話。

皆さまいつもお読みいただきありがとうございます。
今回は奈良という場所についての思い出です。

 奈良といえば!ほぼ全員が奈良公園の鹿と大仏と言うでしょう。
勿論正解なのですが、私の場合、奈良といえば柿の葉寿司と三輪素麺です。

柿の葉寿司本店か、JR奈良駅前の売店で柿の葉寿司を全種類買って、車内でパクパク頬張りながら南下し、桜井の大神神社まで行って神社の裏手の丘のてっぺんの枝垂れ桜を見て、そのあと三輪素麺を食べに行くというのが楽しみの一つでした。

素麺といえば色々な名産が有るのですが、私の場合は播州揖保乃糸を小さい時から食っていたので、それがデフォだったのでしたが、三輪素麺を食べた時の驚きは凄かったです。糸のような細い素麺なのにコシが凄くて冷たいものでも温かいものでも主張する麺に魅了されました。

そしてどんどん南下し、吉野の千本桜を堪能。
あとは奈良市内から京都宇治へ茶畑を嫌というくらい見ながらのドライブ、

そして再度戻って来てのんびりと浮見堂や興福寺へ散歩。そのあと夕方に若草山に登り、神戸とは違うシンプルでシャープな感じの奈良市街の夜景を楽しめるのが私の奈良のイメージです。

 単品で見ると割と好きなところなのですが、残念なところが上回ってしまっている。それは、あるポイントから次の見所のポイントまでが圧倒的に遠いということ。そして、のんびりすると決めても泊まれるホテルが少ない。建築制限でデカいホテルが建てられないという話を聞いたことがある。
絶対的な客室数が足りていないという事だった。なかなか難しいところなのでしょうね。

休耕地の再開発の相談を受けたことが一度だけある。日本全国の問題の一つでもある休耕地問題、奈良も同じく何とかしようと地域ごとに知恵を出しつつ、やっているのだろうけど高齢化問題と地主の我儘問題。これは問題意識を共有出来ない人が絡むと解決出来ない問題でもありますね。
勿論行政側にも大きな問題が有り、休耕地問題と宅地開発の歪み、そして水利問題が絡み合い、解決出来ないと思われます。時間の経過で自然淘汰を待つ他ないのかなとも思いますね。

奈良の田んぼは元々鉄分が多い土壌だけど先人の努力で良いお米が育つ地域でもあり、私は結構奈良のお米も好きなのです。美味しいですよ。


 そして、なぜか郊外で小じんまりとしたお店のクオリティの高さに舌を巻きます。車でしか行けないので、本当に残念なのがお酒を飲めないことなのです。お店では提供は出来るのですが、こちらが運転の都合上飲めない訳です。

この料理にはワインが絶対に合うから飲みたい!、この料理は日本酒が絶対に合う、飲みたい!、、が 出来ないのです。お店には大抵用意されていますが、食って飲んで、あとは寝る!、、も、、出来ないのです。本当に勿体無さすぎです。

皆さま、運転してくれて飲まないお友達と一緒にいいお店を探し出してみてください。いっぱいあります。本当に料理がハイセンスです。
奈良という地域は内陸に有るので水産物がダメなイメージが有るのですが、お店を出しているオーナーさんの身内や親戚があちこちで水産物を扱っている人が、結構多いと云う事を聞きます。素材が直送で入って、ハイセンスな
料理で値段がお手頃、、無視出来ません。ただ、遠い!これだけ。

特に観光大使でも無いので無理に押すことも無いのですが、見過ごしていると勿体無い場所だ!と伝えたいです。

ある時に山道に迷い込み、どこまで行けるのかなと車を走らせると行き当たりが急に開け、廟と云うのか分かりませんが宮内庁管理のお墓が有ったりしてびっくりしたことも有ります。いかにも目つきが鋭い墓守のような人が居てなかなかミステリックな場所も有ったりします。

奈良という地域は広すぎるところですが噛めば噛むほど美味しいところですよ。この不思議な地域を冒険探索してみると新しい発見が待ってるかもよ!

今回もお読みいただき感謝します。ありがとうございました。


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