Marquee / Avalon
最近の記事
- 固定された記事
「自分が勝利したと感じるかどうかを決めるのは自分自身。他人が決めることじゃない。自分が勝利を感じたらそれは勝利なんだ」トビアス・ガスタフソン(NESTOR)インタビュー
デビュー・アルバム「Kids In A Ghost Town」が世界中のメロディック・ロック・ファンに衝撃を与えてから早2年半。NESTORが新作「Teenage Rebel」を携え帰ってきた。デビュー後の彼らは、正にシンデレラ・ストーリーと言って良い程、新人バンドらしからぬ急激な成長を見せ、ここ数年で活動の場を大きく広げ、知名度もうなぎ上りとなった。ただそれに比例してバンドを取り巻く周囲の期待とプレッシャーはかなりのものだったに違いない。しかし、本作を聞いて頂ければ、彼らは
「みんなには曲を聞くことによって元気づけられたり、また歌詞に込められたメッセージを聴いて良い影響をもたらしてくれることを願っている」AURO CONTROLインタビュー
ブラジルという国は音楽大国であり、メタルの歴史においても重要なバンドを生み出してきた国で、現在においてもプレイヤー、リスナー共に層が厚い国である。それまでメタルと言えばアメリカやヨーロッパのバンドが当たり前だった80年代、SEPULTURAがデビューし、その後世界規模で成功を収めて以来、ブラジルにおけるメタル・ムーヴメントは過熱する。90年代になると世界的にはグランジ・オルタナが流行しグルーヴを重視したメタルが主流となっていく中、日本では80年代からの延長でメロディを重視し
Iuri Sanson × Jien Takahashi MAJUSTICE 1st アルバム『Ancestral Recall』発売直前対談インタビュー
-MAJUSTICEのデビュー・アルバム『ANCESTRAL RECALL』の完成、おめでとうございます。まずは今の気持ちをお聞かせください。 Iuri Sanson(以下I): やぁ日本のみんな、ユーリ・サンソンだ。まず始めにこの機会にみんなの前に出る事が出来て光栄だよ。俺はとても誇らしい気持ちでいっぱいだし、日本のみんなの為に何か出来るときはいつだって最高の気分だよ。 Jien Takahashi(以下J): ここまでに3枚のシングルを出して来てどれも素晴らしい反応だ
Jien Takahashi × Kelly SIMONZ MAJUSTICE 1st アルバム「Ancestral Recall」発売決定記念 12,000字超え対談インタビュー(後編)
(後編) YG : 続いては「Ancestral Recall」にはJienとKellyさんに加えて、ティモ・トルキがソング・ライターとして参加していますが、ティモの楽曲に関するエピソードを教えてください。 J : 元々前身企画の段階からトルキは参加していてくれて、MAJUSTICEの初期段階まで関わってくれたんですが、彼の曲が必要だと強く感じてトルキへ楽曲制作を打診したところ、“Sonata Black”、“Dangerous”、“Infinite Visions”、“
Jien Takahashi × Kelly SIMONZ MAJUSTICE 1st アルバム「Ancestral Recall」発売決定記念 12,000字超え対談インタビュー(前編)
(前編) Interviewer : YG (MARQUEE AVALON A&R MAJUSTICE担当 矢作 亮磨) Interview place : SURAJI YG : 今回はJienとKellyさんの対談ということで、まずはバンドのバイオグラフィーを教えてもらえますか? Jien Takahashi(以下J): 2020年の1月くらいにMAJUSTICEの母体となるライヴ・ツアーの企画があって、その時期はまだコロナウィルスが問題化していなかったんですが、
「30年前の俺たちが成し遂げられなかった夢を、同じメンバーで遂に実現できたんだ」-トビアス・ガスタフソン(ネスター)インタビュー
2021年春、YouTubeに上がった 2本の動画“On The Run”と“1989”が一部の音楽ファンの間で話題になった。80年代をオマージュした…といえば聞こえが良いが、見ようによってはコミック・バンドを思わせるようなメンバーの出で立ちと演出。しかしながらジョークにしては曲が洗練され過ぎている…。視覚と音楽のギャップで逆に印象に強く残ったリスナーも実際多かったのではないだろうか。しかしNESTORというバンド名は、このネット全盛時代に検索しても、その時ほとんど情報がヒ
「すべての歌手はベストを尽くすために声帯の仕組みを正確に知るべきだ」-ユーリ・サンソン(ETERNITY'S END)インタビュー
-ETERNITY’S ENDのニュー・アルバム『EMBERS OF WAR』の完成、おめでとうございます。まずは今の気持ちをお聞かせください。 ユーリ・サンソン: どうもありがとう。最高の気分だし、日本の友人と話せる機会があるのはいつも嬉しいね。 -あなたがETERNITY’S ENDに加入した経緯を教えてください。 ユーリ: 確かクリスティアン・ミュンツナーが2018年に初めて連絡をしてきたんじゃないかな(前ギタリストのフィル・トウガスが連絡をしたという説もある)。
「更に“より薄汚く”“より生々しい”部分もミックスさせるというアイデアだったんだ」-マット・クレイ(SHADOWSTRIKE)インタビュー
2019年にリリースしたデビュー・アルバム『LEGENDS OF HUMAN SPIRIT』がメロディック・スピード・メタル・ファンの間で話題となったSHADOWSTRIKE。それから2年の時を経て彼らから新作が届けられた。『FABLES AND FOLKLORE』と題されたそのEPは、ファンが望む要素を盛り込みつつ、驚異の成長を遂げつつある彼らの、音楽に対する飽くなき挑戦が如実に表れた渾身の作品となった。ここではリーダーでヴォーカルのマット・クレイに、新作の魅力や今後のバ
「アーティストは音楽を売るために他の方法を模索しないといけない」-ハル・マラベル(BAD HABIT / MAD INVASION)インタビュー
ハル・マラベル率いるBAD HABIT(正確には今作からBAD HABIT SWEDENだが便宜上BAD HABITと表記)が、前作『ATMOSPHERE』(2011)発表後から長期間の活動休止を経て2018年に再始動。遂に待望の新作となる『AUTONOMY』を10年ぶりに発表することとなった。透明感を出しつつも哀愁漂うメロディ・ラインは本作にもたっぷりと詰め込まれており、長期間のブランクは全く感じさせないその見事な完成度は流石の一言。その一方でハルはBAD HABITの休
「ファンはライヴの重要な要素で、彼らが居ないと正しいライヴとは言えない」-フレドリック・バーグ(BLOODBOUND)インタビュー
2019年念願の初来日公演を果たし、ファンに素晴らしい思い出を残してくれたBLOODBOUND。前作『RISE OF THE DRAGON EMPIRE』から約2年を経て最新作『CREATURES OF THE DARK REALM』を完成させたBLOODBOUNDのブレイン、フレドリック・バーグに来日時の思い出、新作やこれからのことなど色々語ってもらった。 -2019年BLOODBOUNDは遂に来日を果たしました。今振り返ってみていかがでしたか? 楽しめましたか?
「ジェイニー・レインはいつもこれと同じ方法で作曲していたんだよ」-ロブ・ワイルド(MIDNITE CITY)インタビュー
2020年から現在に至るまで、現在進行形で世界を覆いつくすパンデミックの勢いは未だ衰えを見せない。そんな困難な中でも多くのバンドが活路を見出そうと試行錯誤を繰り返している。大盛況に終わった2019年の初来日公演後、ニュー・アルバム制作していたMIDNITE CITYもこの困難に直面したバンドの一つだった。当初の予定から大幅に遅れたものの、無事新作『ITCH YOU CAN’T SCRATCH』を完成させたバンドのヴォーカルで、メイン・ソングライターでもあるロブ・ワイルドに、来