本心を無視した結果
高校生時代、私は陸上部のマネージャーをしていました。
大会前、他校との合同練習がありました。
他校の事はあまり気にしていなかったのですが、ふと気になる人を発見しました。
他校とはいえ同じ陸上部なので、その後も大会や合同練習などで、気になる人を見かける機会が何度もありました。
ただただ、遠くからひっそりと見てるだけで満足でした。
それがある日、私の恋心が部活仲間にバレてしまいました。
恋愛に飢えていた部活仲間は、頼みもしないのに、あれこれ作戦を練り始めました。
そして、手紙を書かされる事になったのです。
私の中では、この時点で「終わったな」と思いました。
𖤣・𖥧・𖥣・𖡡・𖥧・𖤣・
仲間の作戦にまんまと乗せられ、あれよあれよと言う間に、直接手紙を渡す事になりました。
もうこうなったらヤケクソで、完全に開き直り、勇気を振り絞って手紙を渡しました。
その場であっさり振られると思いきや、まさかのOK。
めでたくお付き合いが始まったのでした。
𖤣・𖥧・𖥣・𖡡・𖥧・𖤣・
と、ここまでは良かったのですが、お付き合いしてから1年後。
「好きな人ができた」
と、電話で突然の別れを告げられたのでした。
初めは言葉の意味が飲み込めなかった私。
数分間、電話を切る事もできず、無言のまま一点を見つめていました。
あまりのショックに、どんな風に電話を切ったのか覚えていません。
何日も何日も、涙が止まりませんでした。
ようやく涙が枯れた頃、真実が分かりました。
その方は陸上をする為、親元を離れて下宿生活をしていました。
高校卒業後の就職先が地元に決まったようです。
遠距離恋愛を懸念しての、苦渋の決断だったようです。
なので、好きな人ができたわけではなかったのです。
この出来事で学んだのは、周りに流されず、本心を大切にすること。
𖤣・𖥧・𖥣・𖡡・𖥧・𖤣・
それから3年後。
この学びを試される出来事がやって来たのです。
長くなりましたので、この続きはこの記事で ↓