すべて秋のせいにして
ふと、
「なんだか最近気分が落ちるなあ。なんでだろう」
と10秒考え、
「あ、秋じゃん」
とすっきり自己完結した今日この頃です。いかがお過ごしでしょうか。
放射線治療は終わりました。皮膚が乾燥して硬くなったりということはありませんでしたが、脇の下から全体的に日焼けのように黒くなっていて、最近脇の下からまさに日焼けのように皮が剥け始めているのに気が付き、「おおお!」となっているところです。
そして間髪を入れず、ホルモン治療が始まりました。
ホルモン治療に使う薬は何種類かあり、閉経前と閉経後で使用する薬は違いますし、何種類か合わせて飲むこともあります。私はなんせ微妙なお年頃なので、血液検査をして判断することになりました。
結果、どうやら私は「閉経している」ようです。
閉経しているということは、もう卵巣はお役御免、閉店ガラガラなわけです。この状態で体内にあるエストロゲン(女性ホルモン)は、副腎から出るテストステロン(いわゆる男性ホルモン)に脂肪組織にあるアロマターゼという酵素が作用して変換されたもの、なのだそうです。
なので、私が飲む薬は1種類、このアロマターゼの働きを阻害することでエストロゲンを減らす「アロマターゼ阻害薬」という薬です。
エストロゲンを減らすってことは副作用として更年期の症状が出る可能性があります。更年期の症状には骨粗鬆症ってのもあるので、事前に骨の量を測る検査をしました。結果、若い人より骨が丈夫だそうです。伊達に贅肉で骨と筋肉に負荷をかけている訳ではなかったようです。
ホルモン療法の期間は5年。このあとは3ヶ月おきくらいに通院して経過観察とたまに検査ということになるのでしょうか。がん治療は終わった訳ではないですが、峠はすっきり超えて、あとは果てしない裾野をテクテクといった雰囲気です。
で、最近の体調はと言いますと、倦怠感が続いています。
・放射線治療の副作用:倦怠感
・ホルモン治療剤の副作用:倦怠感
・慢性腎不全の症状:倦怠感
正直「どれやねーーん!!!」です。なんでもかんでも倦怠感なのはどうなのでしょう。倦怠感に種類は無いものでしょうか。無いような気がします。
ただ、放射線治療の副作用はそろそろ薄れてくる頃でしょうし、ホルモン治療剤の副作用はイコール更年期症状です。閉経している私は更年期を過ぎているはずで、今更症状がひどくはならないはずです。なのでおそらく腎臓なのかなとは思っています。夏の間汗をかきまくって絶好調だったのが、汗をかかなくなって元に戻った感じです。
よくわからないのですが、今、とっても意味のないことをやりたい気分です。何の足しにもならない無駄な時間をだらだらと過ごしたいのです。例えば、ただただ移動する物体に乗ってぼーーっとするとか。文章を書くなどというクリエイティブなことはできません。テンションがあまり上がらないので、テンション上げなくてもだらだらっとできるものを欲しているのです。
しょうがないから、最近はもっぱらブラウザでパズルゲームの上海をやっています。麻雀牌の同じやつを取っていく、あれです。何やってんでしょうか私は。しかし経験上、こういう時は流されておくのに限ります。ポストが赤いのも紅葉が赤いのも、すべて秋のせいです。
そうか秋のせいか。なーんだそうか(だらだら)。