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よーく考えよう

お金は大事だよ〜♪(古)


放射線科の診察を受けました。これから始まる放射線治療のためです。

放射線治療には「取りきれなかったがんを叩く」という目的がありますが、「再発の防止」というのもあるのだそうです。この病院では乳房温存術で手術した場合は「必ず」放射線治療を行うのですが、再発率が1/3になるのだそう。

「手術で取りきれていて転移もありませんからもともと再発率は低いんですけどね、さらにそれが1/3ということで」

放射線治療の日程について、以前「平日5日×5週間=25日」と書いたと思うのですが、医師によると放射線治療には「標準法」と「寡分割照射法」というのがあるのだそうです。大層な名前ですが「標準法」が2Gyを25回、「寡分割照射法」が2.66Gyを16回照射するということで、要するに1回につきちょっと多めに照射すれば回数少なくていいよーというわけです。

総照射量で言えば「寡分割照射法」はすこーし少なくなるそうですが、効果は変わらないのだとか。なんだ、それなら回数少ない方がいいに決まってるじゃないですか。


「生命保険で放射線治療の特約がついている場合に、総照射量が50Gy以上でないといけないという制限がついている場合があって、その場合は寡分割照射法では給付金が降りないことがあります」


なんだってっっっっっっ(ガタッ)


実はすでに自分の保険に「放射線治療特約」が付いてるのを確認済なのです。申請書も貰っています。

私がいきなり慌てだしたので、医師が不思議そうに「迷われているのは給付金が降りるか降りないかが問題ということですか?」と訊いてきましたが、いや当然じゃないすか。給付金が降りないくらいなら25日通います。大違いです。


大手保険会社の保険に、最低限の医療保険で加入しています。最低限でもがんに関しての保証があります。つい先日も入院手術分の給付金を請求したところです。

ですが、実際に支払う医療費ってそこまで高くないのはご存知でしょうか?

申請すれば高額な医療費はある程度戻ってくる「高額療養費制度」ってのはなーんとなく知っていても、「限度額認定証ってのを出せばそもそも一定額以上は払わなくていい」ってのはそこまで有名じゃないような気がします。私は知りませんでした。限度額認定証を出せば、私の年収だと窓口で一度に払うお金は8万円ちょっとです。退院の日に払ったお金もそのくらいです。後で明細をよく確認すると、本当は総額19万円くらいでした。半額以下です。

入院・手術って大金ががんがん飛んでいき、後で給付金やら還付金やら貰っても全体的にはマイナスになるような、そんなイメージでした。この制度と生命保険の給付金に、ぐうたらで貯金が些少な私はものすごく助けられています。非常時に申請すればさっくりお金がやってくるのは本当に、本当にありがたい。


ちなみに、健康診断の日にいきなり組織を採取されたアレですが、

明細を見ると手術の点数が付いていたので、ダメ元で問い合わせたらこれにも手術給付金が降りました。言ってみるもんです。

診察後に放射線治療特約について生命保険の担当者に訊いてみたところ、確かに昔は50Gyの制限があったそうなのですが、私の特約は最新のものなのでその制限は撤廃されているそうです。やったぜ。

てな感じで、放射線治療が始まります。もちろん16回の方で。

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