クリニックと面談
透析クリニックへ面談に行くことになりました。透析クリニックの候補は大学病院の医師と相談して決めましたが、実は事前にネットで調査済で「あーやっぱりそこになるのね」って感じでした。
さて、面談に行くと言っても、大学病院が送ってくれるか、透析クリニックが迎えに来てくれるか、そんな感じなのかなーとぼんやり思っていたのです。
「クリニックは2時に予約しているそうなので、こちらを出るのは1時くらいですかねー」
「これ外出許可証。書いててくださいねー」
「これ紹介状。クリニックに渡してくださいねー」
……。
えっと、もしかしてひとりで、自力で行くの?
まじで。
まあ考えてみれば、医師より看護師より入院中の私が一番暇なのです。それに却って気楽です。大学病院の前からクリニックまでバス1本ですし、久々に外を歩けます。バス待ちながらアイスでも食べたろかとワクワクします(また食べるんかい)。
「クリニックの様子とかを確認して、嫌だったら断るのも全然OKなので。そうしたら別の病院探しますので」
医師はそう言っていました。つまり、最終的には患者の意思で転院先を決めるということなんですね。私はそのクリニックが「自宅から一番近い夜間透析しているクリニック」であることを知っています。一番近くて、バス1本で行ける。透析の日でもギリギリまで仕事できます。これを覆すよっぽどの欠点がない限り、そこに決めるつもりでした。
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ってことでクリニックへ行きました。よっぽどのことは無かったので、スムーズに通院が決定しました。
コロナ対策が厳重に行われていました。その理由は透析室を見たらわかりました。1室にずらーーーーっと並んだベッドとダイアライザー。
「これが夜間透析では全部埋まります!」
もちろん最低限の距離は取っているでしょうが、仕切りなんかは無さそうです。これなら確かにコロナに最大限の注意を払わないと危うい。「とにかく体調に変化があったらすぐ連絡!」と念を押されました。
そして、コロナのせいで重大な問題が発生しました。
「夜間透析の時食事はどうするんですか?」
「以前は透析中に食事をする人もいたのですが、コロナの感染予防という点から透析中はマスクをしているので、透析中の食事はできなくなったんです。食事は透析が終わってから食べてもらうということで」
ええええええええええええええええええええええええええ。
夜間透析って概ね5時から23時あたりの時間でやります。ジャスト晩御飯の時間です。透析が終わるのは早くて21時、大抵22時あたりになります。美容的にも胃腸的にもそんな時間にがっつり晩御飯を食べたくはないのです。だいたい、透析中腹ペコじゃないですか!
こうなると、できれば透析前に手早く食べてしまいたいということになります。問題は何を食べるか。手っ取り早く食べれてそこそこ栄養が取れて塩分カリウム取り過ぎない食べ物。カ○リーメイトくらいしか思い浮かびません。
カ○リーメイト、箱で買うか? もしくは何かしら弁当でも作るか?
これはもう、通いながら考えるしかないような気がします。透析クリニックが決定し、退院も決まりました。退院すれば毎週月水金は透析クリニックに通う日々になります。ゆっくり検討する暇はないのです。
実は来年クリニックは程近い場所に移転するそうです。今より広くなり収容人数も増えるのだとか。もしかすると感染対策も取られるかもしれず、過ごしやすくなる可能性はあります。そこにちょっと期待してみようかなと。
あ、あと「血管の発達がいまいち」と言われました。こんなに血管ぷりぷりなのに! 退院したらボールにぎにぎします。